CJ ENM、2025年に向けた音楽事業戦略を発表
CJ ENMが、音楽事業の未来を見据えた新戦略を発表しました。これは、Mnetの30周年を祝うイベント「Mnext: Worlds of Mnet Since 2025」にて発表されたもので、グローバルな展開に向けた取り組みが示されました。本記事では、彼らの発表内容を深掘りし、今後の音楽業界における影響について考察していきます。
グローバルマルチレーベルの設立
CJ ENMは、音楽事業の新たな軸として「グローバルマルチレーベル」の設立を計画しています。これにより、国内外のアーティストやファンをつなぐ新たなプラットフォームを構築し、音楽コンテンツの多様性を増すことを目指しています。特に、成長を続けるK-POPシーンに加え、他の国々のアーティストとも手を組み、グローバルな音楽を発信する環境を整える意向です。
グローバル制作スタジオの拡大
さらに、CJ ENMが目指すのは「グローバル制作スタジオ」を通じた大規模なプロジェクトの実施です。これにより、K-POPを超えた多様なアーティストとのコラボレーションが可能となり、今までにない音楽制作の機会が増えるでしょう。例えば、グローバルダンスクルーによるバトル番組や、韓国語と中国語のコンテンツを同時に展開する「BOYS Ⅱ PLANET」といった新たな試みも計画されています。
Mnet Plusの内容強化
CJ ENMは、ストリーミングサービス「Mnet Plus」の拡充にも力を入れています。「SUMBAKKOKJIL」などのオリジナルコンテンツに加え、コンサートのライブ配信やKCON、MAMA AWARDSなどのイベントを通じて、多様なK-POP関連コンテンツの提供を行います。また、ファンとのコミュニケーションをより深めるための新たな機能も整えられ、より充実した体験が期待できます。
このような戦略の数々は、CJ ENMが30年にわたり培ってきたコンテンツ制作の力を基盤に展開されていきます。特に、音楽業界全体での競争が激化する中、CJ ENMがこのような挑戦を行うことによって、音楽の未来への影響力をさらに高めていくことが期待されます。
CJ ENMの未来
今後CJ ENMは、音楽クリエイティブ・エコシステム「MCS」を通じ、さまざまなアーティストに機会を提供し、また中小企業との協業とも連携しながら、グローバルな音楽業界でのプレゼンスを強化していく方針です。ファンコミュニティの拡充を図りつつ、アーティスト育成と新たなコンテンツジャンルを開拓する取り組みがどのように進むのか、興味深いところです。
全体として、CJ ENMが描く音楽業界の未来は無限の可能性を秘めており、同社の動向から目が離せません。音楽を愛するすべての人々にとって、これからの変化は期待に満ちたものとなるでしょう。