FPVドローンレースの若き天才、山本悠貴選手
2025年11月23日、東京都のTUNNEL TOKYOにて行われた「WTW(Wednesday Tokyo Whoopers)全国大会2025」。この大会で、15歳の高校生FPVドローンレーサー、山本悠貴選手が見事2連覇を達成しました。彼は、圧倒的なパフォーマンスを披露し、ディフェンディングチャンピオンとしてその実力を証明しました。
WTW全国大会の魅力
WTW全国大会は、日本最高峰のFPVドローンレースとして知られています。手のひらに乗るサイズの「タイニードローン(Tiny Whoop)」を使い、非常に精緻な操作が求められる競技です。特に、2025年から導入された法改正により、4機同時飛行が可能となり、これまでにない緊迫したレースが展開されました。このような変革により、参加者はスピード、精度、そして即時の判断力をそのまま試されることとなりました。
大会には全国26会場で実施された予選を勝ち抜いた64名が集結。彼らは、優勝の座をかけて互いに激闘を繰り広げ、最も速いパイロットの称号を手に入れるための戦いが繰り広げられました。山本選手は、予選から言わば敵なしの成績を収め、決勝でもその実力を余すことなく示しました。
山本悠貴選手の背景
山本悠貴選手は、杉並区で生まれ育ち、今では国内外で名を馳せるドローンレーサーへと成長しました。彼は2024年には中国の杭州市で行われたドローンレース世界大会「FAI World Drone Racing Championship」に日本代表として出場し、世界3位という好成績を収めています。また、自ら製作したタイニードローンでの飛行技術は目を見張るものがあり、次世代のドローンレース界を牽引する存在として注目されています。
「自分が目指すのは、ただ速く飛ぶことだけではありません。技術を磨き続け、常に新しい挑戦をし続けることが大切です」と山本選手は語ります。
WTWとFPVドローンレースについて
WTW(Wednesday Tokyo Whoopers)は、日本を代表するドローンコミュニティで、FPVドローンを中心とした活動が行われています。ドローンレースを通じて、技術向上や交流の場を提供し、初心者向けの体験会も多数実施されています。コミュニティは東京を起点に広がり、全国に約30の地域グループを展開。技術向上や情報交換など、幅広い活動が行われています。
FPVドローンレースは、操縦者がドローンに搭載されたカメラからの映像を視覚情報として受け取り、一人称視点で操縦する最先端のモータースポーツです。この競技では、最高速度200 km/h以上での超高速飛行が行われ、3次元の複雑なコースを完成させるためには卓越した操縦技術が求められます。アマチュアからプロへ、自身の技術を磨き上げる大会としても注目を集めています。
未来のドローンレース界を担う選手たち
山本悠貴選手のような若い才能が次々と現れる中、FPVドローンレースはますます盛り上がりを見せています。今後も彼の活躍に期待が寄せられています。また、ドローンを使用した映像制作にも力を入れている彼の活動からは、独自の視点で捉えられた空撮映像も楽しむことができます。
このような競技の発展とともに、FPVドローンレースがさらなる注目を集め、次世代のスポーツとして定着していくことが期待されます。大会の公式サイトやSNSを通じて、最新情報をチェックし、是非次回の大会も応援してください!