林業支援の新ツール
2025-05-16 14:45:44

安全な林業を支えるGeoChatが「緑の雇用」研修教材に採用

GeoChatの概要



全国森林組合連合会が行う「緑の雇用」事業において、株式会社フォレストシーが開発した通信デバイス「GeoChat」が研修教材に採用されることになりました。この端末は、スマートフォンの専用アプリと連携し、独自の遠距離無線規格「GEO-WAVE」を使用して、携帯圏外でもテキストや位置情報、SOS信号を送受信できる優れた機能を持っています。

研修教材への採用



「緑の雇用」事業は、林業従事者の育成を目的としたキャリアアップ支援制度です。GeoChatが利用されることで、林業現場における安全対策が一層強化されることを期待されています。この端末は、音声通話は不可ですが、屋外活動におけるコミュニケーションの手段として非常に有用です。

GEO-WAVE規格の特長



GeoChatが利用しているGEO-WAVEは、LPWAの基準を満たす最高出力の無線規格です。これにより、従来の通信手段では難しかった広域での通信が実現され、携帯電話が通じない地域でも効果的に連絡を取り合うことが可能になります。

フェーズフリー活用



このように、GeoChatは日常的な用途と非常時の利用を融合させた「フェーズフリー」の考え方に基づいています。地域の通信インフラとして使用できるGeoChatは、日常生活での利便性を高めつつ、災害時の緊急連絡手段としても機能します。コストを抑えながら広域をカバーするこの仕組みは、多くの自治体や団体にとって魅力的です。

地域防災EXPOへの出展



2025年7月2日から4日まで、東京ビッグサイトにて開催される「自治体・公共Week2025 地域防災EXPO」において、GeoChatを紹介する展覧会が行われます。本展示では、地域防災に資する実用的なIoT通信インフラがテーマとなっており、GeoChatだけでなく様々な製品が展示される予定です。

展示会の詳細


  • - 展示会名: 自治体・公共Week2025
  • - 開催期間: 2025年7月2日(水)~7月4日(金)10時~17時
  • - 会場: 東京ビッグサイト(南2ホール)
  • - ブース番号: 第4回 地域防災 EXPO 小間番号:10-1

展示会では、実際に山間部でのGeoChatの活用イメージを伝えるために、大型ジオラマを設置し、視覚的な理解を助ける工夫がなされています。また、通信技術の仕組みや具体的な活用事例について担当者が説明する予定です。

興味のある方は、事前に来場登録を行ってからお越しください。来場登録は公式サイトから手続きが可能です。地域防災に関心のある方々にとって貴重な情報が得られる機会となりますので、ぜひご来場ください。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: 通信インフラ GeoChat 林業

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。