平和を願うナイター『ピースナイター2025』
2025年8月13日(水)、広島のマツダスタジアムで行われる「ピースナイター2025」は、広島から平和のメッセージを発信する特別な試合です。今年で18回目を迎えるこのイベントは、毎年多くの人々に平和の大切さを伝える機会として評価されています。
この日は、広島東洋カープの選手、監督、コーチが特別にデザインされた「86」番号のユニフォームを着用します。このユニフォームは、原爆被爆の歴史を忘れず、平和を願う意味が込められています。また、広島出身のアーティストである吉川晃司さんが始球式を行い、特別なセレモニーが実施されます。
ピースナイターのプログラム内容
「ピースナイター2025」は、試合開始前にセレモニーが行われ、17時54分頃から黙とうが捧げられます。これに続いて吉川さんによる始球式があり、ファンや関係者全員が心を一つにして平和への願いを表現します。
特別ユニフォームとピースワッペン
カープの選手たちが着用する「86ユニフォーム」は、チーム名が筆記体の「Peace」と表示されており、背番号の部分には「HIROSHIMA」と記されています。この特別なユニフォームは、被爆70年の2015年以来の使用となり、平和をテーマにしたユニフォームが再び登場します。また、監督やコーチ、審判員もユニフォームの袖に原爆ドームと鳩のデザインを施した「ピースワッペン」を着用します。
購入できるグッズ
「ピースナイター」に関連したグッズも販売されます。ユニフォームの他にもTシャツやタオルがあり、これらはオンラインショップで注文が可能です。特にユニフォームは、7月16日までの注文で試合までに配送されるので要チェックです。
平和メッセージとイベントの詳細
試合前やイニング間には、広島県の知事や市長からの平和メッセージが大型ビジョンで放映されます。また、「ピースライン25」では来場者全員に配布される緑色の「ピースナイター新聞」を掲げ、球場全体を緑に染めるパフォーマンスが行われます。この時、吉川晃司さんが『イマジン』をアカペラで歌う予定です。
さらに、地元の子どもたちによる「祈りの輪」パフォーマンスもあり、世代を超えた平和への意志が表現されます。特に、折り鶴を作るコーナーも設置され、これは本願寺広島別院が主催しており、参加者がカープのキャラクターたちをデザインした折り紙を使って折鶴を制作します。
最後に
「ピースナイター2025」は、スポーツを通じて平和の大切さを広め、被爆地広島から未来へと平和の希望をつなぐイベントです。試合の熱気とともに、心温まるメッセージを感じられる特別な1日をぜひお見逃しなく。詳細や問い合わせは、ピースナイター2025実行委員会までご確認ください。