未来のソーシャルアントレプレナー育成へ向けた新たな挑戦
株式会社クラダシ(本社:東京都品川区)は、茨城大学の石島恵美子研究室と法政大学の土肥将敦研究室と2014年9月から行った共同研究の最終報告会を2024年2月に開催しました。この取り組みは、フードロスの解決に向けた社会的な価値を持つプログラムとして注目されています。
共同研究の成果と報告内容
報告会では、両大学の学生たちが20分間の研究発表を行い、その内容は多くの関係者からの注目を集めました。質疑応答では活発な意見交換が行われ、理解を深める有意義な時間となりました。特に、法政大学では「クラダシチャレンジ」との連携を視野に入れた授業内容を検討しており、今後の教育プログラムにおける支援基盤が構築される様子が伺えました。
下記は、各研究室が発表したテーマです。
茨城大学・石島恵美子研究室
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研究テーマ: 干し芋残渣のアップサイクル及び食品ロス学習プログラムの開発
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研究内容: 干し芋生産農家と連携し、地域コミュニティを邑生成することを目指すプロジェクトを通じて、持続可能な地域づくりを目指しました。
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成果: 干し芋残渣のアップサイクル商品を紹介するイベントを開催し、広報活動を通じて地域課題を意識させる機会を提供。教育現場でも食品ロスについての講演会を実施し、仮想教材を出版しました。
法政大学・土肥将敦研究室
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研究テーマ: 食品業界におけるソーシャルイノベーションプロセスの国際比較
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研究内容: 日本の「3分の1ルール」について国内外の事例を比較し、消費者の現状を整理することを目指しました。これによって、将来の食品業界の健全な発展に寄与することを意図しています。
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成果: 国内と欧米の事例を基にしたポリシー・提案をまとめ、今後も制度的なバックアップを受けながら研究を進める計画が立てられています。
2025年度のゼミ・研究室募集
本取り組みの成果を受け、2025年度の共同研究や支援を希望するゼミや研究室の新たな募集が始まります。応募条件としては、クラダシのマテリアリティに沿ったテーマであることが求められ、選ばれたゼミには研究費用の助成とともにクラダシが持つネットワークへのアクセスが提供されます。具体的な募集期間は5月18日(日)までです。興味のある方は、下記のリンクからお申し込みください。
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クラダシの取り組み
クラダシは「ソーシャルグッドカンパニーであり続ける」というミッションのもと、持続可能な社会を実現するための様々な取り組みを行っています。特に、教育分野への支援は次世代を担う人材育成に不可欠と考えられており、今回の共同研究プログラムもその一環です。
クラダシの提供サービスとしては、フードロス削減を目指したソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」などがあります。楽しいお買い物を通じて社会貢献が実現できるこの取り組みは、多くの人々に支持されています。
最後に
クラダシは、将来のソーシャルアントレプレナーを育成し、持続可能な社会を実現するための革新的な研究を加速させることを目指しています。この機会に、ぜひ多くのゼミや研究室からの応募をお待ちしています。