国際女性デーに女性選手たちに注目！パラ・パワーリフティングの魅力探訪

2025年3月1日から2日にかけて、全国から集まったトップアスリートたちによる「第25回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会」が東京都八王子市の日本工学院八王子専門学校で開催される。この大会は、国際女性デーにちなんで、競技する女性選手にスポットライトを当て、彼女たちの活躍を広く知ってもらうことを目的としている。

パラ・パワーリフティングとは何か？

パラ・パワーリフティングは、下肢障害や小人症を持つ選手たちが競い合うベンチプレス競技で、特に力持ちを競う場として知られている。観客にとっては、短い競技時間の中に凝縮された緊迫感や興奮を体感できる魅力的なイベントでもある。この競技は、選手たちが抱えるさまざまな障害を超えた真剣勝負であり、努力の成果を一瞬で見せつけるドラマにも満ちている。

女性選手たちの心意気

この大会に出場する注目の女性選手たちの中から、桐生寛子選手と田中秩加香選手を紹介する。

桐生寛子選手（女子61Kg級）

桐生選手は、スノーボードの事故を契機に車椅子生活になったが、パラスポーツに出会って新たな挑戦を始めた。彼女は過去の大会での経験が他者に勇気を与えることを願っており、その情熱は周囲にも良い影響を与えている。特に注目されるのは、昨年12月にマークした80kgという日本新記録である。これが公式記録として認められるかどうか、大会でのパフォーマンスが期待されている。

田中秩加香選手（女子79Kg級）

田中選手は視覚と肢体の重複障害を持ちながらも、自己流の工夫を重ね、記録更新を目指し続けている。彼女の競技への情熱は年齢に関係なく、どんな人でも挑戦できる可能性を示している。前回の大会では606kgを達成し、その成績が公式記録としても認められることを期待されている。こうした姿勢や成就が、多くの人々に希望を与える存在である。

デザインと教育の力で支援

大会の運営には、日本工学院八王子専門学校の学生たちが携わっており、それぞれの分野での専門知識を生かしている。学生たちは、デザインや映像制作を通じてこの大会を盛り上げている。特に注目されるのは、デザイン科の学生が創り上げた新ビジュアルチラシや、テーマ曲によって大会の雰囲気がより一層盛り上がることだ。

応援Tシャツで一体感を

また、株式会社環境管理センターとの協力で新たに「応援Tシャツ」が作成され、観客はこのTシャツを着用して大会を楽しむことができる。これによって、会場全体が一体となり、選手たちへの応援の声がさらにエネルギッシュなものになることが期待されている。観客自身が選手への応援を目に見える形で示せることで、より深い感動を体験できる。