ビームスの新しい試み「インスピレーションルーム」
株式会社ビームスは、原宿本社に新たな創造空間「インスピレーションルーム」を設け、スタッフの創造性を刺激する新たな取り組みを開始しました。これは、ビームスの歴史や文化を伝えるアーカイブズ事業の一環として行われています。自社の過去を振り返り、未来へのインスピレーションを得るための環境として、従業員に自由に利用できるスペースを提供します。
「インスピレーションルーム」の特徴
このインスピレーションルームは、3つのエリアで構成されています。まずは、ビームスのビジョン「Happy Life Solution Communities」を体感できる展示エリアです。過去に作成された企業広告や資料が並び、ビームスが追求してきたライフスタイルの多様性が視覚的に伝わります。
次に、アーキビスト独自の視点で厳選したアーカイブ品が展示されるエリアがあります。ここでは、ビームスの歴史を物語る重要な資料を手に取って学ぶことが出来ます。最後に、アートやカルチャーに関連する書籍を閲覧できるライブラリーエリアがあり、多くの知識を得ることができます。
このように多角的に構成されたインスピレーションルームは、ただの展示スペースではなく、スタッフ同士の交流や新たなアイデアの発表の場にもなることが期待されています。
アーカイブズの重要性
ビームスは2020年に「BEAMS ARCHIVES」というプロジェクトを立ち上げ、企業の歴史を正しく記録し、保管・活用することの重要性を理解してきました。アーキビストの存在により、企業の過去がどのように現在のビームスを形づくったかを深く学ぶことができる環境が整いました。また、社内にある既存の資料の数は1,200点を超え、スタッフに向けて公開されています。
アーキビストの視点
この取り組みを支えるのは、アーキビストの長友美恵子さんです。彼女はグラフィックデザイナーからアートディレクター、そしてブランディングディレクターを経て、2020年よりビームスのアーカイブ事業を担当しています。長友さんは、「創業者の志がどのように受け継がれ、形づくられてきたのかを体感できる空間を目指している」と述べています。過去から新たな発想を生み出す場所として、多様なイベントやトークセッションを予定しており、スタッフの未来創造に寄与する場所へと育てていく意向を示しています。
最後に
ビームスは、創業から50年が迫っています。これを機に、アーカイブを通じた新たな価値の発見やアイデアの創出が行われ、ビームスのブランドをさらに強化していくことでしょう。スタッフ一人一人がこの空間で学び、成長し、共に未来を創造していくことが期待されています。ビームスがさらなる高みへと進化を遂げる姿を、目に焼き付けたいものです。