原田産業、2030年に向けた温室効果ガス削減目標を認定
原田産業株式会社は、2030年度までの温室効果ガス(GHG)排出量削減目標に関して、国際的なイニシアチブであるSBTi(Science Based Targets initiative)より「NEAR-TERM SCIENCE-BASED TARGETS」の認定を受けました。この認定は、同社が設定した目標がパリ協定で求められる水準に合致していることを示すものであり、環境への取り組みが形式的なものではないことを証明しています。
削減目標の詳細
具体的には、原田産業は以下の削減目標を設定しています:
- - Scope1、2:2022年を基準年度とし、2030年までに42%の削減を目指します。
- - Scope3:同じく2022年を基準とし、25%の削減を予定しています。
これらの目標達成に向け、原田産業は様々な取り組みを進めます。具体的な施策としては、オフィスでの電力や資源の使用を削減すること、脱炭素型の輸送サービスの利用拡大、リユース可能な商材の開発・販売、またサプライヤーへの再生可能エネルギーの導入提案や、自社製品のリサイクル支援を行います。
原田産業のサステナビリティへの取り組み
設立100周年を迎えた2023年、原田産業は造船や建設、医療、介護など多岐にわたる業界に商品やサービスを提供するグローバル商社として、より一層のサステナビリティ活動を進めています。特に、サステナビリティ推進プロジェクトが主導する形で、GHG排出量の可視化とそれに基づく目標設定を行うなど、科学的根拠に基づいた活動を強化しています。
取締役執行役員である澤田順次氏は、「科学的な根拠に基づいた目標が正式に認められたことを一つのスタートラインと捉えています。我々は単独で目標を達成するのではなく、サプライヤーや取引先との連携が不可欠です。全ては挑戦から始まるというスローガンの下、ステークホルダーと共に変化を先導していきたいと考えています」と述べています。
まとめ
原田産業の今回のSBTi認定取得は、企業の社会的責任を果たすための重要なステップです。持続可能な社会に向けた企業の取り組みは、今後ますます重要性を増していくでしょう。原田産業は、全社的なサステナビリティ活動を通じて、業界全体の二酸化炭素排出量を削減し、持続可能な未来に貢献していく姿勢を今後も貫いていくと期待されます。