消防庁DX化プロジェクト
2024-12-27 10:36:41

東京消防庁、TransRecogと協力して施設管理のDX化を推進!

東京消防庁がTransRecogと連携


東京消防庁は、IT企業TransRecogと協力し、施設管理のデジタル化を進めるためのプロジェクトを始動しました。この取り組みは、東京消防庁が推進する「INNOVATION PROJECT 2024」に採択されたもので、PDF書き込みソフト「AxelaNote」を活用して、消防行政における業務の効率化を目指しています。

背景にある課題


東京消防庁ではこれまで、図面修正に伴うやり取りを手書きで行い、印刷を繰り返していました。その結果、毎月約300キログラムもの廃棄文書が発生し、ペーパーレス化がなかなか進んでいないという課題がありました。このような背景から、PDFを活用することで、図面の修正過程を明確にし、発注者と受注者の間で齟齬を防ぐためのシステムが求められていました。

AxelaNoteによる解決策


AxelaNoteは、元のPDFを変更することなく、透明シートを重ねることで書き込むことができる画期的なソフトです。特に建築業界では、多くの図面を扱うため、複数の現場で利用されています。注釈禁止のPDFに対しても書き込みが可能で、実務での利便性が高いのが特長です。これにより、手書きの文書作成や印刷にかかる手間を大幅に削減できるようになります。

進行方法


このプロジェクトでは、TransRecogが東京消防庁と協力し、実務的な課題を洗い出しながら、AxelaNoteの機能を改善していきます。具体的には、ソフトウェア面の改善とハードウェア面でのコンサルテーションを行い、現場のニーズに応じた最適な解決策を提案します。協定の有効期間は2024年11月1日から2025年3月31日までを予定しています。

期待される効果


このプロジェクトの成功により、東京消防庁は無駄な廃棄文書の削減を実現し、業務の効率化に向けた新しい一歩を踏み出すことができるでしょう。さらに、地元の住民に対してもより安全で迅速な消防・救急活動が提供できるようになると期待されています。デジタル技術の導入は、公共サービスの質向上に繋がると考えられています。

TransRecogの概要


TransRecogは2018年に設立されたIT企業で、知的活動の活性化をミッションに掲げています。PDFツール「AxelaNote」の開発・販売・導入支援に加え、AIソリューションの開発にも取り組んでいます。東京を拠点に、革新的な技術を通じて社会に貢献する姿勢で活動しています。

詳細については、公式ウェブサイトを訪問することをお勧めします。


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