環境を支える信念
岡山県に拠点を置く次の灯株式会社は、商用車の部品リユース・リサイクルを通じて環境への貢献としての道を模索しています。彼らは「環境にいいこと」が利益を伴わないとしても、持続可能な方法で実現できるかという問いを経営のスタート地点に据えています。ここでの大きな挑戦は、『正しいこと』を『利益を生む仕組み』に変換することです。これにより、地球の資源を守りつつ、物流システムの円滑さを保つことを目指しています。
経営の刷新
次の灯は、創業以来の急成長を背景に、従来の経営指針であるMVVを見直しました。新たに策定された経営体系、CSMV(Company, Statement, Mission, Value)は、思想を実践するための手段として開発されました。ここでのキーワードは、単なるパーツの提供者から「資源循環のプラットフォーマー」としての立ち位置を明確にすることです。彼らは「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」を企業理念に掲げ、経済安全保障、カーボンニュートラル、地域経済のレジリエンスの三つの側面での貢献を目指しています。
若者の覚悟
次の灯の現場で働くスタッフは、大半が20代という若いチームです。彼らは泥にまみれながら古い車両部品に向き合い、素材の中に埋もれた貴重な資源を探し出しています。ある若手社員は、見かけは廃棄物に見える触媒の塊が解析を経て貴金属を含んでいることに気づく瞬間が記憶に残ります。この経験は、彼にとって「業務」以上の重要な意義を持つものとなることでしょう。使い捨ての文化に抗し、彼らは地球の資源を守るという使命を背負っています。
岡山モデルから世界へ
この新しい経営体系を通じて、次の灯は国のグリーン成長戦略に貢献するために具体的なアクションを取る計画を立てています。経済安全保障では、年間7,000台以上の商用車部品から貴金属を回収し、供給リスクを低減させることを目指しています。また、カーボンニュートラルを実現するためのリユース供給は、エネルギー消費を最大80%削減し、大気中のCO2削減に寄与します。さらに、地域経済においても、物流業者への高品質なリサイクル部品の提供によってコストを30%削減し、より持続可能なコミュニティを目指しています。
終わりに
次の灯 の代表である黒川聖馬氏は、これまでの『物を売るプロ』としてのあり方から、未来を繋ぐことの重要性に気づいたと語ります。若者たちが高い壁に挑む姿勢は、岡山から日本全体、そして世界へと広がる変革の第一歩です。次の灯が目指すのは利益と地球再生の両立。このモデルを全国、そして世界へ広げることで、日本のGX(グリーントランスフォーメーション)を加速させることを目指しています。
会社概要
- - 会社名:次の灯 株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)
- - 所在地:岡山県総社市真壁1448‑1(本社)
東京都品川区北品川1-1-11 第3小池ビル5F(東京オフィス)
- - 代表取締役:黒川 聖馬
- - 設立年月日:2018年7月2日
- - 事業内容:自動車部品リサイクル・環境関連技術開発
- - ブランドステートメント:「めぐる、つなぐ、地球にイイコト」
- - URL:次の灯公式サイト