結婚相談NPO、仲人育成事業を開始
東京都認証特定非営利活動法人である結婚相談NPOが、新しい仲人育成事業を始動しました。この取り組みは、少子高齢化という日本が直面する深刻な問題に対する解決策を模索する中で、新たな人材を育成しようという試みです。
少子化問題への真摯な対応
結婚相談NPOは、2013年に設立されて以来、結婚相談所の運営における豊富な知識と経験を基に、少子高齢化問題に取り組んでいます。当初は主に就職氷河期世代のサポートを重点に置いていましたが、思うような成果が上がらず、現在はその世代が婚活の難しい50代に差し掛かっています。これにより、独身者が将来的に孤立し、社会保障が対応できなくなる懸念が強まっています。
この現状を受け、結婚相談NPOは仲人育成のボランティアからの取り組みをさらに広げ、今後の婚活を支える新たな仲人を増やす必要性を感じ、事業を本格化することを決定しました。
多様な人材の育成を目指して
新たに開始される仲人育成事業では、参加条件を大幅に緩和し、リタイア後のシニアや学生など、幅広い年齢層の人々を対象としています。これにより、より多様な視点と経験を持つ仲人が誕生し、結婚相談所に新たな風をもたらすことでしょう。
具体的には、セミナープラットフォーム「ストアカ」を通じてオンラインセミナーが定期的に開催される予定です。これに参加することで、仲人としてのスキルを学ぶとともに、結婚相談活動に貢献できる機会を得ることができます。
結婚相談NPOのこれまでの活動
結婚相談NPOは、婚活における多様なニーズに応じて、様々な取り組みを行ってきました。障がい者や就職氷河期世代の非正規雇用者、高齢者の婚活支援など、社会的弱者に寄り添った活動が評価されています。また、2018年には神奈川県の真鶴町において、地域の過疎問題にも取り組み始めました。どのような背景を持つ人でも安心して利用できる結婚相談所を目指し、「門前払いしない」をモットーに活動を続けています。
未来を見据えた新たなプロジェクト
結婚相談NPOは、婚活の環境を整えるために新たなプロジェクト「カスタネット」の開発も予定しています。これは、2025年から株式会社ロジナスと協力してスタートする計画です。婚活以前に、恋愛を促進する環境を整えることで、人と人とのつながりを深め、より多くの出会いを生み出すことが期待されています。
今後も、結婚相談NPOは少子高齢化社会に立ち向かうためのさまざまな活動を展開していくでしょう。仲人育成事業を通じて、新しい出会いの場が広がり、より多くの人々の幸福へとつながることを願っています。詳細な情報や参加申し込みは、公式サイトをご覧ください。
結婚相談NPO 公式ページ
仲人育成事業 公式ページ
団体概要
団体名:特定非営利活動法人 結婚相談NPO
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-4
理念:すべての人々が安心して婚活できる社会の実現
活動内容:結婚相談業、婚活イベントの開催、地域の過疎問題への取り組みなど