新しい教育プログラム「ベビーサインバレエ」の登場
2023年、株式会社LaBALLと一般社団法人日本ベビーサイン協会が手を組み、乳幼児向けの新しい教育プログラム「ベビーサインバレエ」を開発しました。このプログラムは、赤ちゃんが言葉を話す前から行う「ベビーサイン」と、身体の活発な成長を促す「バレエ」との融合によって、親子の絆を深め、子どもたちの成長を支えることを目的としています。
「ベビーサインバレエ」とは?
「ベビーサインバレエ」は、赤ちゃんとその保護者が楽しくコミュニケーションを取る為の新しい方法を提供します。プログラムには、楽しい音楽に合わせて身体を動かすバレエの要素が盛り込まれています。具体的には、バレエのマイムを通じた表現や、音楽に合わせた動きが含まれています。例えば、赤ちゃんがクラシック音楽を楽しみながら、身体を動かすことでコミュニケーション能力を高めることができます。
加えて、赤ちゃんが成長する過程で、言葉を覚える前のフェーズに合わせたアクティビティが用意されています。たとえば、赤ちゃんが横になっているお座り期から、体を動かすことを楽しむよちよち期の段階まで、様々な対象年齢に応じたクラスが展開される予定です。
提携の背景と目的
日本ベビーサイン協会は2004年から、乳幼児とその家族に向けた教育活動を行ってきました。多くの家庭にベビーサインの重要性を伝えることで、コミュニケーションの手段を広げてきたのです。一方、株式会社LaBALLは都内に15のバレエ教室を運営し、子どもたちにバレエ教育を通じての心身の成長を支援しています。
この提携的な取り組みは、両機関の強みを生かし、親と子どもが共に成長できるプログラムを開発することに大きな意義があります。提携を結ぶことで、乳幼児がより豊かに成長できるよう、新たなステージへと導こうとしています。
具体的な取り組み内容
本提携に基づいて、以下のプログラムが実施される予定です。
1.
カリキュラム開発:ベビーサインとバレエの要素を組み合わせた独自のカリキュラムを開発。
2.
クラス開講:LaBALLの運営するバレエスタジオで、ベビーサインバレエのクラスを開講。
3.
教育者向け研修:バレエ講師向けに新プログラムの指導方法を学ぶための研修を実施。
4.
講演会・ワークショップ:乳幼児の発達に関する情報を共有するための講演会や体験イベントを定期的に開催。
今後の展望
「ベビーサインバレエ」は2025年春から試験導入を開始する予定で、全国展開を見込んでいます。また、育児に関心のある保護者や教育者向けの説明会も予定しており、多くの方にこの新しい教育プログラムを体験してもらえる機会を提供します。当提携を通じて、子どもたちの健康的な成長を促進し、親子関係の円滑な発展に貢献していく所存です。この新たな取り組みによって、子育て支援の新しい可能性が開かれることを期待しています。