御殿場・りんくうプレミアム・アウトレット 25周年の軌跡と進化

御殿場・りんくうプレミアム・アウトレットの25周年を祝う

2025年、御殿場プレミアム・アウトレット（静岡県）とりんくうプレミアム・アウトレット（大阪府）が日本上陸25周年を迎えます。これを機に、開業初期からの25年間の重要な出来事や進化の過程を振り返ってみましょう。

開業の背景と初期の出発

2000年7月に御殿場プレミアム・アウトレットが、そして同年11月にりんくうプレミアム・アウトレットが開業しました。当時、日本には「アウトレットモール」という業態がまだ広まっておらず、2つの施設が同年に開業することは非常に冒険的な試みでした。御殿場プレミアム・アウトレットは元々「小田急御殿場ファミリーランド」の跡地に建設され、開業時には観覧車が見られる面白い光景もありました。

訪日観光客の増加

2014年には、訪日外国人観光客の数が急増し、プレミアム・アウトレットへの来場者も増えました。御殿場では富士山を背景にした美しい景観が、りんくうでは空港至近の立地が観光客にとって魅力となりました。これにより、両アウトレットは多くのインバウンド客を惹きつけました。観光とショッピングが融合した魅力的なスポットとして、プレミアム・アウトレットは成長を続けます。

働く環境の改善

2017年には、従業員が安心して働けるように、御殿場プレミアム・アウトレット内に保育園が設立されました。この取り組みは、子育てをする従業員や地域のファミリーにとって大きな支えとなり、安心して仕事に戻れる環境を提供します。アウトレット内で運営される保育園は、時には天候の良い日には周辺をお散歩するなど、地域と連携した活動を行っています。

新エリアの増設と感染症の影響

2020年には新型コロナウイルスの影響を受ける中でも、両アウトレットは新エリアを開設。御殿場ではヒルサイド、りんくうではシーサイドエリアが誕生し、さらなるブランド拡充が図られました。これにより、店舗数が増え、宿泊やアクティビティの選択肢も広がりました。特にりんくうでは大阪湾を望む美しい景観とともに、多彩なショッピング体験を楽しむことができるようになりました。

最高の売上を達成

2022年には御殿場プレミアム・アウトレットがショッピングセンター売上ランキングで初めて1位を獲得し、2023年には両施設とも過去最高の年間売上を達成しました。この成長は、コロナ禍を乗り越え、人々が再びアウトレットでのショッピングや食事を楽しむようになったことの証です。これからも両アウトレットは、ただのショッピング施設ではなく、思い出に残る体験を提供する場であり続けます。