効率的なバージョンアップを実現したクロノス株式会社
新たに導入されたSQLテストソフトウェア「Insight SQL Testing」により、クロノス株式会社はわずか2名での業務遂行にもかかわらず、Amazon Aurora MySQLのバージョン2からバージョン3への移行を見事に成し遂げました。
クロノス株式会社の背景
37年以上の歴史を持つクロノス株式会社は、企業向けの勤怠管理システム「X'sion(クロッシオン)」にAmazon Aurora MySQLを活用してきました。このシステムは、特定の企業の就業規則に応じてカスタマイズされているため、パッケージ製品だけでは対応が難しいという特性があります。より多様なニーズに応えるため、クロノスは管理画面からの細やかな設定変更で標準機能を満たす能力を持っています。
しかし、バージョン2の標準サポートが終了することによって、クロノスは新しいバージョンへの移行を迫られることになりました。データ処理は企業の給与計算に直接影響するため、エラーを最小限に抑えながらの作業が求められました。この状況の中で、安全にバージョンアップを行うための方法を模索していたところ、「Insight SQL Testing」との出会いがあったのです。
Insight SQL Testing導入の決め手
「Insight SQL Testing」は、実際のアプリケーションが生成するSQLを自動的に収集し、新環境でテストを行う能力を持っています。これにより、過去に発生した問題をスムーズに抽出できるため、クロノスは実際にトライアルを実施し、ストアドプロシージャのテストが可能であることを確認しました。このプロセスが、同ソフトウェアを導入する大きな決め手となりました。
導入の成果
「Insight SQL Testing」が持つ利点により、クロノスは以下のような成果を得ることができました。
1. テスト工数の大幅削減:実作業を2名で行うことで、効率的にプロセスを進めることが可能になりました。
2. リスク低減:1050件ものクエリを網羅的にテストした結果、64件で誤った実行結果を発見しました。これにより、バージョンアップ時のリスクを最小限に抑えることができました。
3. 安心のバージョンアップ計画:今後のメジャーおよびマイナーアップグレードにおいても、余裕を持った計画を立てることが可能となりました。
クロノス株式会社の開発本部長、玉沖直人氏は「Insight SQL Testing」の導入について、「限られたリソースの中で効率的にバージョンアップを実現できる最適なツールです」と評しています。顧客が安心して利用できるサービスを提供することが益々容易になったと語っています。
Insight SQL Testingについて
「Insight SQL Testing」は、多様なデータベース環境に対応しており、移行作業に必要なSQLアプリケーションの評価を自動で行います。これにより、作業コストの削減が実現され、クロノスを含む多くの企業がデータベースの利活用を促進しています。詳細は
こちらをご覧ください。
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