パソナグループがオープンバッジ大賞で受賞
株式会社パソナグループは、この度「第3回オープンバッジ大賞」で『奨励賞企業部門』を受賞しました。この賞は、一般財団法人オープンバッジ・ネットワークが主催し、人材育成や人的資本経営に寄与する団体を表彰するものです。特にパソナグループの独自の社内スキル評価制度や派遣・外部人材に向けた育成支援が高く評価されました。
オープンバッジとは?
オープンバッジとは、知識やスキルを証明するデジタル証明書で、世界共通の技術標準規格に基づいて発行されます。各バッジには取得者や発行者、取得条件、有効期限などのメタデータが含まれ、技術や能力を可視化することが可能です。
バッジプログラムの多様性
パソナグループでは、2021年にオープンバッジを導入し、これまでに約2,900個のバッジを発行しています。主に社内でのデジタル人材育成プログラムや、外部人材に対するリスキリング支援を行っています。注目すべきは、以下のようなプログラムです。
リスキリング・イニシアティブ
2021年から開始されたこのプログラムでは、選抜された管理職や中堅社員を対象に、6ヶ月間の研修を実施しています。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)のリーダーとして必要なスキルを身につけることができます。
ハイブリッドキャリア・プログラム
2022年からスタートしたこのプログラムは、入社4年目及び5年目の社員が対象です。このプログラムでは、通常の業務に加え、デジタルリテラシーやDXに必要なマインドを学ぶ機会が提供されます。
DX研修プログラム
2023年には、DXの基礎を学ぶ「DX研修入門編」や、プログラミングからRPAスキルを習得する「RPA開発・運用エキスパート研修」が開始されました。これにより、自社のDX推進をリードできる人材の育成が進められています。
社内外をつなぐ人材戦略
パソナグループでは、社員だけでなく派遣社員や外部人材までを一貫して支援する「ひとつなぎ」の人材戦略を強化しています。これにより、スキルの可視化を促進し、個々のキャリア形成を支援しています。
今後の展望
受賞をきっかけに、パソナグループはバッジ発行後の活用状況やリスキリングの成果を可視化し、企業の人的資本開示への連携も検討しています。また、日本企業の人的資本経営の実現に向けても、さらなる貢献を目指しています。
パソナグループの新しい取り組みは、今後も目を離せない注目のテーマです。デジタルトランスフォーメーションの時代において、個々のスキルや経験を可視化し、より多くの人が自己成長を図ることができる社会が広がることを期待しましょう。