舞台『モンテンルパ』再々演、心に響く旋律と歴史の物語
2025年3月15日と16日、東京都墨田区の両国シアターΧでトム・プロジェクトが製作する舞台『モンテンルパ』が再々演されます。この舞台は、戦後フィリピンのモンテンルパ捕虜収容所に収容されていた日本人BC級戦犯たちの未知なる実話に基づいた感動の作品です。
再々演の魅力
この作品は、2021年の初演から好評を博し、2024年には再演が行われました。今回、2025年春の公演が決まったことは、作品の持つ力と、多くの観客に勇気を与えてきた証と言えるでしょう。出演には、実力派俳優の大和田獏や島田歌穂を始め、真山章志、カゴシマジロー、辻井彰太が名を連ねています。
歴史を振り返る
舞台は、1949年、日本政府から給金を打ち切られた後も戦犯たちを支え続けた僧・加賀尾秀忍と、戦犯が作詞作曲した「モンテンルパの夜は更けて」を歌う歌手・渡辺はま子の物語です。彼らの情熱が、終戦後も終わりを見せない戦争の影を感じながら囚われていた人々とその家族に希望をもたらしました。
あらすじでは、昭和28年7月、BC級戦犯108人が横浜港に上陸します。彼らはもう二度と故郷の土を踏むことがないと絶望していましたが、一曲の歌がその運命を変えたのです。その歌とは、「あゝモンテンルパの夜は更けて」。この歌を歌った渡辺はま子と、その歌をキリノ大統領に届けるために尽力した僧・加賀尾秀忍は、歴史の運命を動かしています。
公演の詳細
- - 公演期間: 2025年3月15日(土)〜16日(日)
- - 会場: 両国シアターΧ
- - チケット料金: 全席指定 6,000円(税込)
チケットは12月20日より一般発売されるため、早めの予約をお勧めします。入場は未就学児不可ですので、その点もご注意ください。
公式サイト
まとめ
舞台『モンテンルパ』は、戦後日本の知られざる史実と、そこに息づく人々の感情を生き生きと描き出しています。音楽の力で織りなされる感動物語を、ぜひ劇場で体感してください。心に響く旋律と共に、戦後の歴史を再考する機会を提供します。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。