焼鳥屋『鳥貴族』、SDGsに向けた新たな挑戦
1995年に創業した焼鳥屋『鳥貴族』。税込390円均一で美味しい焼鳥を楽しめることで人気を博している同店が、2023年8月1日から開始した取り組みが「mottECO(モッテコ)」です。これは、食べきれなかった料理をお持ち帰りできるサービスで、食品ロスを削減することを目指しています。
「mottECO」の背景
環境問題が取り沙汰される昨今、レストランや飲食店での食品ロスは深刻な課題となっています。国や各団体もこの問題に対するさまざまな取り組みを進めており、食品ロス削減のための新たなアイデアとして誕生したのが「mottECO」です。このネーミングには、「もっとエコ」に加え、「持って帰ろう」というメッセージが込められています。お客様が未食の料理を持ち帰ることで、少しでも環境への負荷を減らせることを期待しています。
お持ち帰りの詳細
『鳥貴族』では、お客様に無料の持ち帰り袋を提供するほか、有料の持ち帰り容器も用意しています。ただし、一部のメニューについては持ち帰りができないことがありますので、事前に確認することが必要です。また、「トリキ晩餐会」など特定のイベントでの食べ残しは持ち帰れないこともあります。
環境保護活動の一環
食品ロス削減への取り組みだけではなく、鳥貴族は公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」への寄付も継続しています。毎年、焼鳥を作るために使用される約1億本の串の材料である竹。国内では竹材の生産が減少しているため、適切な竹林の整備が求められています。この活動を通じて、森林の育成や保護にも貢献しているのが、『鳥貴族』の素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
焼鳥屋の現状
1985年に大阪で始まった『鳥貴族』は、2005年に東京に進出し、今では全国に661店舗を展開。国産鶏肉を使用し、食材の国産化にも力を入れています。このように、同店は食はもちろん、環境や地域社会にも配慮したビジネスモデルを築いています。
ここまでの取り組みを通じて、『鳥貴族』は消費者だけでなく、社会全体にとってもより良い環境を未来へ残せるよう挑戦を続けています。これからも、持続可能な取り組みを応援していきたいですね。食を楽しみながら、同時に環境への配慮を考える機会を持ちましょう。