2025大阪関西万博で心をつなぐスポーツ体験!髙室冴綺が登壇
2025年9月26日から28日にかけて、大阪・関西万博の一環として「SPORTS of HEART 2025」が開催されました。障害者と健常者が共に楽しみ、つながることを目指したこのイベントは、まさに多様性を象徴する場となりました。その中で、車いすパラテニス選手の髙室冴綺が登壇し、スポーツを通じた心のつながりについて語りました。
髙室冴綺とSPORTS of HEART
髙室は障害者就業支援を行う株式会社スタートラインに所属し、2025年の万博でも車いすテニス体験ブースを担当しました。彼女にとって、このような場は単なるスポーツ体験ではなく、文化や社会の多様性を実感する大切な機会です。
「SPORTS of HEART」は、障害者と健常者、国籍や性別を超えて、心豊かに暮らす社会を目指すプロジェクトです。このプロジェクトによって、参加者は障害や年齢に関係なく、誰もが楽しめるスペースが提供されました。
多彩なプログラム
イベントでは、体験型プログラムに加えて、様々なステージプログラムの演目が行われました。高橋尚子さんやはるな愛さんの登壇、さらにダンスコンペティションなど、多くのコンテンツが盛りだくさんです。
特に注目を集めたのは、障害の有無や性別を問わずモデルが共演するダイバーシティファッションショーです。このショーは、多様性を象徴するだけでなく、参加者に新たな視点を提供しました。
髙室冴綺の体験ブース
髙室が担当した体験ブース「ストラックアウト de 車いすテニス体験」では、競技用車いすに乗って点数のついた的を狙う体験を行いました。参加者は、車いすテニスのスピード感や戦術を学ぶことができ、楽しむことができました。彼女は自らの経験から、スポーツを通じて様々な人々とのつながりを感じられることを伝えました。
トークショーの内容
髙室は高橋尚子さんや山本篤さんと一緒にトークショーも行い、「ダイバーシティ&スポーツ」のテーマに沿って語りました。彼女は、自身が高校時代にこのプロジェクトと出会ったことを振り返り、スポーツが人生を変える力を持っていると感じたことを語りました。
「言葉が通じなくても、心がつながる。これがスポーツの力だと思います」と彼女は感慨深く語ります。特に国際大会での体験を通じて、スポーツが持つ絆の力と、多様性を受け入れる大切さを再認識しました。
「多様性とは何か?」
髙室は若い世代に向けて「多様性を難しく考えず、いろんな人と交流してほしい」とメッセージを送りました。障害者スポーツについても、必ずしも特別視するのではなく、「純粋に面白いスポーツ」として認識されることが大切だと語っています。
未来に向けて
「SPORTS of HEART 2025」を通じて、髙室とスタートラインはスポーツの力が生み出す多様性と共生の価値を実感しました。今後も、誰もが自分らしく生きられる社会の実現に向けた取り組みが続けられます。彼女は、障害者雇用の支援を超えて、共に生きる社会を目指して努力を続けていく所存です。