美容業界の未来を切り拓くGIVE-FORWARDとEye Universeの業務提携

美容業界の未来を切り拓くGIVE-FORWARDとEye Universeの提携

美容業界に特化したAI技術とトレーニングを提供する株式会社GIVE-FORWARDと、業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する株式会社Eye Universeが、業務提携を結びました。この提携の目的は、美容業界全体のAIリテラシーを向上させ、実際の運用を促進することです。

背景

現在、美容業界は人手不足や長時間労働といった構造的な問題に直面しています。また、実際に美容師の離職率は高く、特に就業3年未満で約50%が業界を離れてしまう状況です。これでは持続的な人材育成が難しく、美容サロンの運営にも苦労が伴います。

一方で、生成AI技術の台頭により、顧客対応や予約管理、教育支援など、美容サロンの業務を効率化するチャンスが広がっています。しかし、現場ではAIの効果的な活用法が模索されているにもかかわらず、その導入が進まないという現実もあります。「導入はしたいが使い方がわからない」「教えられる人がいない」という声が多く上がっているのです。

業務提携の目的

GIVE-FORWARDとEye Universeは、このような課題に共同で取り組むことを決めました。特に、両社の強みを生かしながらAI教育の実施と現場への導入を同時に進めています。彼らの目指すところは、AIを一部の企業に限られた戦略から、全サロンで共通の文化と認識として浸透させることです。

具体的取り組み

提携内容は多方面にわたります。
1. AI教育プログラムの共同開発
- GIVE-FORWARDの教育メソッドとEye Universeの業界知識を組み合わせ、実践的なAI研修プログラムを共同設計します。これにより、「翌日からでも利用できる」研修を提供できるよう努めます。

2. AI教育とDXシステムの連携
- Eye Universeが開発したAIシステム「iProducer」とGIVE-FORWARDの教育プログラムを統合し、サロン業務に直接影響を与える仕組みを作ります。これにより、学んだスキルを即座に業務に活かすことができます。

3. 業界標準モデルの確立
- 大手から中小サロンまで適用できるAI導入モデルを整備し、全国の業界団体や教育機関と連携していきます。このアプローチは、地方を含む全サロンに恩恵をもたらすことでしょう。

各社の強み

GIVE-FORWARDは、美容業界に特化した生成AIの研修・導入支援のパイオニアです。設立からまだ半年で100社以上の導入実績、2,000名を超える受講者を抱える実績を持っています。代表の鈴木啓生は、多数の業界表彰を受けた経験を持ち、現場を知る経営者としての視点から教育とコンサルティングを組み合わせた革新的なモデルを確立しています。

対するEye Universeは、美容師出身の森越道大氏が率い、美容業界のDX推進に励む企業です。顧客管理や予約の最適化を専門としたAIシステム「iProducer」を展開し、業界標準を目指した取り組みを進めています。

代表のコメント

GIVE-FORWARDの鈴木代表は「AIは美容業界の可能性を広げる新たなツールであり、今回の提携により、教育と実践の理論が融合した強固な基盤を築きます」。一方、Eye Universeの森越代表は「美容師という職業は人と向き合う仕事です。そのため、テクノロジーの活用が重要なカギを握ることになります」と述べています。