オザックスがシンガポール法人完全子会社化
オザックス株式会社は、2025年9月16日にシンガポールの現地法人JOSIN PTE LTDの発行済株式の40%を追加取得し、完全子会社化することを発表しました。この動きは、同社の海外事業を強化し、特に成長が期待される東南アジア市場でのビジネス拡大を目指す戦略の一環です。
JOSIN PTE LTDの概要
JOSIN社は1991年に設立された、シンガポール有力の卸売企業です。その主な提供先には、外食業界や小売業界の大手企業が名を連ねています。この度の完全子会社化により、オザックスグループはJOSIN社の資源を最大限に活用し、アミューズメント、小売、外食分野で質の高いサービスを展開していく予定です。
事業拡大の背景
オザックスは国内14拠点、海外8拠点を展開する専門商社として、外食店舗や施設向けの業務用備品・資材や食品を扱っています。昨年4月にはマレーシアのFKF Hotel & Restaurant Supplies社への出資・連結子会社化を実施しており、これが海外事業の強化に向けた一環として位置付けられています。これからはJOSIN社の完全子会社化も、東南アジア地域での成長を加速させる施策として注目されます。
オザックス株式会社の事業概要
創業1910年のオザックスは、業務用資材の加工・販売において豊富な経験を持つ企業です。紙に関する幅広い商材を取りそろえ、国内外で2600社以上の取引先と関係を築いています。特に、物流やIoTソリューションを活用したサプライチェーンの最適化を追求し、顧客の生産性向上に貢献してきました。
環境への配慮に基づく商品開発や持続可能性への取り組みを推進しつつ、今後もシンガポールをはじめ、タイ、マレーシア、ベトナム、台湾、中国などで積極的に事業を展開する予定です。今回のJOSIN社の完全子会社化は、世界的な競争が激化する中で、持続可能な成長を追求する強力な一歩となるでしょう。
まとめ
オザックスの今回の決定は、グローバル展開を加速するための重要なステップです。東南アジア市場での事業拡大がどのように進むのか、引き続き注目が集まります。今後の展開次第では、オザックスが国際的なビジネスを拡大し、さらなる成長を遂げることが期待されています。