富裕層市場に新たな風を吹かせるコンシェルジュサービス
三井住友トラストクラブ株式会社と株式会社PrivateBANKが共同で新たなコンシェルジュサービス「プレミアムコンシェルジュ」の事業化に着手しました。この業務提携は、富裕層市場の成長が著しい中で、両社が保有する豊富なノウハウを活かし、顧客のニーズに応えるために実現しました。2025年7月18日、この提携に関する基本合意書が締結され、今後のサービス提供に期待が高まっています。
超富裕層のニーズに応える新プラットフォーム
近年、富裕層市場は急成長を遂げており、特に金融資産5億円以上を持つ層は年々増加しています。このような環境の変化に伴い、従来の資産管理に留まらず、ライフスタイル全般にわたる高品質なサポートが求められているのです。この新しい「プレミアムコンシェルジュ」サービスは、資産管理や日常生活の様々な相談を一括して受け付けるプラットフォームとして設計されています。さらに、将来的には他社へのサービス提供も視野に入れており、業界全体に革新をもたらすことが期待されています。
両社の強みを融合
三井住友トラストクラブは、2002年に招待制ダイナースクラブ プレミアムカードを発行し、365日・年中無休のコンシェルジュサービスを提供してきました。その実績と顧客ムードを踏まえ、特別なレストランや宿泊先の手配が評価されてきました。一方のPrivateBANKは、金融資産100億円以上の超富裕層専用にファミリーオフィスサービスを展開し、資産承継やグローバル対応などを専門に支援しています。
この両社の知見を結集することで、従来の資産管理を超えた、顧客の人生に寄り添うサービスを実現します。両社の代表者もこの提携への期待を示しており、富裕層の価値観やライフスタイルに応じたサポートを提供していく方針です。
先行サービス「D Luxurex」
提携発表に先駆け、両社はダイナースクラブ プレミアムカード以上の会員を対象に、フルオーダーの旅行コンシェルジュサービス「D Luxurex」を展開しています。このサービスは、単なる旅行手配にとどまらず、資産管理に関する相談やライフサポート、リラックスできるスペースの提供など、多岐にわたるサービスを提供しています。特に、旅行の手配においては顧客一人一人の夢を叶えるために尽力し、特別感を重視したリニューアルも行われました。
まとめ
この業務提携は、超富裕層へのサービス提供において新たな指標となる可能性を秘めています。三井住友トラストクラブのコンシェルジュサービスと、PrivateBANKのファミリーオフィスの専門知識を組み合わせることで、従来にない価値を提供し、顧客の期待に応え続けることを目指します。富裕層市場における新たなスタンダードとなるであろうこのサービスに、今後も目が離せません。