地域の農業者と提携し、北海道登別市で新たな加工用さつまいも生産モデルを検証
日鉄興和不動産株式会社(東京都港区)とその子会社である日鉄興和不動産農業株式会社(北海道室蘭市)は、一般社団法人IBURITO、および白ハト食品工業株式会社と共に、北海道登別市にて新しい加工用さつまいも生産の共同実証を始めました。この取り組みは、地域の農業者を中心に据えた営農モデルを構築することを目指しています。
共同実証の概要
本実証では、登別市の農地で地元農業者が営農主体となり、加工用のさつまいもを栽培します。日鉄興和不動産農業がその実証企画や関係者の調整を行い、IBURITOが現地実務の支援を担当、白ハト食品工業が加工や商品化に関する知見を提供します。この共同実証は、農地の賃借や占有を行わず、農地の管理は地元農業者が行う形式です。
具体的な取り組み
具体的には、約5ヘクタールの規模で加工用さつまいもの栽培を行い、2026年5月から2027年3月までの実証期間中に生育状況や収量、品質、加工適性等を検証します。本プロジェクトの究極的な目的は、北海道における加工用さつまいも生産の事業化可能性を探ることです。
地元農業者との協力
日鉄興和不動産農業は、地元農業者と協力しながら事業を進め、地域と共に成長していくことを重視しています。このように、営農主体として地元農業者が関与することで、地域の特性を活かした農産物の生産が可能になります。また、白ハト食品工業との連携により北海道産さつまいもを利用した新しい加工商品や地域ブランド商品の開発にも取り組む予定です。
背景と将来の展望
日鉄興和不動産は、長年にわたり地域開発を手がけてきましたが、2025年12月には農業事業に新たに参入し「日鉄興和不動産農業」を設立。初のプロジェクトとして室蘭市でのりんご栽培をスタートしました。今回のさつまいもプロジェクトは、多様な作物の展開を目指す一環として位置付けられています。
近年、さつまいもは需要が高まり、特に加工品に関してはその需要が顕著です。気候変動の影響もあり、北海道での新たな生産地開発の可能性も注目されています。本実証を通じて得られたデータを基に、地域ブランド化、加工、流通の新しいモデルの創出を目指します。
組織の役割
この実証においては、各社がその特性を活かし役割を担います:
- - 日鉄興和不動産:新規事業の検討及び地域発展の推進
- - 日鉄興和不動産農業:実証の運営・企画
- - IBURITO:現地での実務支援
- - 白ハト食品工業:加工知識の提供
このように、北海道登別市での共同実証は、地域の農業者と企業が連携することで新たな可能性を探る取り組みとなっています。将来的には、これらの成果を基に地域の活性化や新しい産業の創出につなげたいと考えています。
参考情報