コンヴァノが新たな糸リフトを開発
日本の美容医療市場に新風を吹き込むべく、株式会社コンヴァノは連結子会社のシンクスヘルスケアを通じて、韓国のHM Solution社と共同で鼻筋形成用の糸リフト素材を開発しました。この新たな提携は、日本市場における独占的な輸入代行契約を含んでおり、美容医療における糸リフト技術の革新を目指しています。
背景と目的
美容医療のニーズは日々変化し、特に「切らないで立体的に輪郭を整える施術」が注目を集めています。鼻筋形成、つまりノーズリフトは、顔全体の印象を大きく変えるため、その施術の重要性は高まる一方です。しかし、従来の方法であるヒアルロン酸注入やプロテーゼ挿入にはいくつかのリスクがありました。例えば、形が崩れる可能性や非対称になるリスク、さらには施術後のダウンタイムの長さが課題でした。
そこでの本提携は、吸収性の糸を使用したリフト技術にフォーカスし、形状の保持力と柔軟性を兼ね備えた新たな鼻筋形成を実現しようとしています。これまで培った経験と知識を活かしながら、新しいカテゴリーの開発に挑むこととなります。
提携内容
この新しい糸リフト素材の特徴として、自然な立ち上がりを持ち、安定した挿入性と長期的な形状保持が可能な設計がされています。具体的な役割として、HM Solution社が設計や製造、知的財産の管理を担当し、シンクスヘルスケアは日本市場への適合や臨床評価、法規制対応を担います。
今後の展望
今回の提携により、コンヴァノグループは新たなビジネスの柱として、鼻筋形成分野に進出します。ヒアルロン酸注入やプロテーゼに代わる新しい施術として、より多くの患者に選ばれる存在を目指します。また、既に進行中のMETA BIOMED社との提携が頬や口周りの施術に特化しているのに対し、今回のHM Solution社との連携は鼻の形成に特化しているため、両者の事業は互いに補完し合う形になります。
これにより、コンヴァノの糸リフトラインアップは顔全体のケアから鼻筋の特化まで広がり、医療機関や患者に対する選択肢が一層多様化します。
HM Solution Co., Ltd.について
HM Solutionは、韓国に拠点を置き、美容医療用糸リフト製品の製造と輸出を行う企業です。設立は2024年1月で、代表は盧 熹文氏です。コーポレートサイトもあり、さらに詳細な情報はそちらで確認できます。
これからもコンヴァノは、革新的な美容医療ソリューションを通じて、より多くの人々に美を提供し続けていくでしょう。