NTTデータとCMC Globalの戦略的提携
2026年1月、NTTデータ株式会社とベトナムの大手IT企業CMC Global Company Limitedが、基本合意書を締結しました。この提携は、特にベトナムのIT人材を活用した対日オフショア開発体制の強化を目指しています。この協業により、開発リソースの確保や営業活動の促進、さらには最先端技術への対応力向上を図ることが期待されています。
基本合意書(MOU)の意義
この基本合意書に基づき、両社は戦略的な協業を進めるとともに、開発体制の強化や品質管理の高度化に向けて各テーマについての検討を開始します。NTTデータは、自社の顧客基盤や大規模システム開発のノウハウを活用し、NTTデータベトナムの開発マネジメント力、さらにCMC Globalの専門的な技術力と開発品質を掛け合わせることで、グローバル市場における競争力を高める狙いです。
ベトナムのIT人材の重要性
NTTデータは、グローバルに展開する開発体制の一環として、ベトナムを重要な拠点に位置づけています。ベトナムは、専門性の高いIT人材を育成している国として評価されており、NTTデータベトナムを中心にオフショア開発が進められています。NTTデータは、既に持っている知見を活かしながら、開発体制や品質管理のさらなる強化に取り組んでおり、その役割には注目が集まっています。
一方、CMC Globalは、ベトナム大手ICT企業CMC Corporationのグローバル事業を担っており、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)やAI関連のサービス展開に力を入れています。3,000名を超えるIT人材を抱える同社は、日本を戦略的中核市場と位置づけており、2028年までに1,000名の専任体制を拡大する計画を持っています。
役割分担と今後の展望
今回の提携における役割分担は明確です。NTTデータが顧客フロント対応や大規模システム開発のノウハウを提供し、NTTデータベトナムがベトナムにおけるオフショア開発のマネジメントを行います。CMC Globalは、開発リソースの確保や先端技術領域の包括的支援を担当します。
これにより、各社の強みを生かした効果的な協業が期待されており、特にAIやクラウド、データ分析などの分野でのサービス提供が更に充実するでしょう。国際市場における競争力を強化するための重要な一歩と言えます。
結論
NTTデータとCMC Globalの提携は、両社が持つそれぞれの資源や専門性を生かし、グローバル市場において競争力を高める大きな転機となることでしょう。この協業が実を結ぶことで、未来のIT業界に新たな価値をもたらすことが期待されます。今後の展開に注目です。