シンガポールでの新たな挑戦
株式会社商船三井(以下、当社)は、アジアの大手不動産企業であるCapitaLandグループと手を組み、シンガポールにて最先端の高度自動化倉庫「OMEGA 1 Singapore」を開発することを発表しました。このプロジェクトは、2024年11月に出資を開始するCapitaLand SEA Logistics Fundの3号案件であり、2028年の竣工を予定しています。
プロジェクト概要
「OMEGA 1 Singapore」は、シンガポールの西部に位置するジュロン工業地帯に建設されます。この地域は、主要高速道路や新たに開発が進むトゥアス・メガポートにアクセスが容易なため、物流面での利便性が高いことで知られています。倉庫は5階建ての多層区画で、最大高さ40メートルの吹き抜け構造の貨物保管エリアを備えています。
この倉庫には、自動荷役クレーンや自動制御ラック、無人搬送車を導入しており、効率的な在庫管理と荷役作業を実現しています。また、シンガポール建設庁から「Green Mark GoldPlus」認証を取得することを目指し、環境負荷の低減にも配慮しています。
ロジスティクス事業の戦略
当社は、グローバル市場での存在感を高めるため、経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づいて事業の拡大を目指しています。このプロジェクトは、急速に成長する東南アジア地域で需要の拡大が見込まれるロジスティクス事業の一環であり、海運不況への対応としても重要な役割を果たすものです。
特に「ロジ・インフラ」事業は、倉庫などの物流設備を所有し、荷主やフォワーダーに賃貸する新たなビジネスモデルを導入しており、これにより安定した収益が期待されています。
施設詳細
- - 所在地: シンガポール西部 ジュロン工業地帯(19 Gul Lane, Singapore 629414)
- - 構造: 5階建て多層階ランプ型、常温および部分空調倉庫
- - 高さ: 40メートルの自動貨物保管エリア
- - 規模: 総床面積71,000㎡、約60,000パレット収納可能
- - 総開発費: 約260百万シンガポールドル(312億円)
- - 竣工時期: 2028年
取引実績とさらなる展望
本物件の開発にあたり、台湾のAlly Logistic Property社(ALP社)との全棟賃貸借契約も締結されており、構想から実現に向けた大きな一歩を踏み出しました。ALP社は自動倉庫ブランド「OMEGA」のデベロッパーであり、世界中での自動化倉庫の需要は今後も高まることが予想されます。
この自動化倉庫「OMEGA 1 Singapore」は、シンガポール地域における新しい物流拠点となることが期待されており、商船三井グループのさらなる成長に寄与することでしょう。今後の展開から目が離せません。
私たちの新しい挑戦を通じて、より効率的で持続可能な物流環境の実現を目指します。