健康経営セミナー
2025-08-27 16:04:28

健康経営の新たな潮流とその実践事例を考えるセミナー開催

健康経営の最前線を探るセミナーのご報告



2025年5月22日、ティーペック株式会社が開催したオンラインセミナー「健康経営の最前線~ガイドブック・健康投資管理会計改訂と実践事例~」が大きな注目を集めました。当日は330名以上が参加し、健康経営に対する関心の高さがうかがえました。このセミナーでは、健康経営10年目を迎えた現在、どのように企業が健康経営を推進していくべきか、実践事例を交えながら学びました。

第1部:健康経営の進め方


第1部では、産業医科大学の森晃爾教授が、改訂版『健康経営ガイドブック』をもとに健康経営の推進方法を解説しました。教授は、これまでの健康経営の変遷と未来に向けた重要なポイントについて詳しく講演しました。主な内容は次の通りです。

  • - ガイドブックの改訂内容: 従来の『健康経営ガイドブック』と『健康投資管理会計ガイドライン』の内容を整理し、効果的な施策を導入。
  • - KGIとKPIの接点: 健康経営の目標達成には経営層の関与が不可欠であり、企業カルチャーと健康促進制度が重要であると強調されました。

教授は、企業が健康経営を推進することで従業員の健康維持が可能となり、結果的に企業としての持続可能性に繋がると述べました。この発言は、健康経営が企業にとってどれほど重要であるかを示すものでした。

第2部:女性の健康施策


続いて、野村ホールディングスの河野和絵氏が登壇し、特に力を入れている女性の健康支援施策について紹介しました。主なポイントは以下の通りです。

  • - データに基づく施策導入: 健診結果や社員からのフィードバックを活用し、必要な施策を体系的に導入。
  • - 多角的な健康施策: 喫煙対策やがん対策を含め、専門的な健康支援を行っています。特に女性の健康支援策には、月経に関するサポートや妊娠関連の施策も取り入れられています。
  • - 企業文化の重要性: 河野氏は、「お互いを気遣う企業文化」を育むことにより、社員のエンゲージメントが高まり、多様な人材が活躍できる環境を生み出すと述べました。

第3部:ティーペックの取り組み


最後に、ティーペック株式会社の平下裕基氏が同社の健康経営支援サービスについて紹介しました。ティーペックは、24時間体制で健康相談を受け付けており、以下の特徴があります。

  • - 豊富なデータと専門家ネットワーク: 精度の高い健康診断データを基に、必要な医療相談やメンタルケアを提供。
  • - 多様な研修やセミナー: 年間600以上の研修・セミナーを実施し、健康風土の育成を支援しています。

ティーペックは、健康経営を推進するために日々の仕組作りと安心して相談できる環境の整備が重要であると強調しました。このように、各部からの貴重な意見と実践例を通じて、参加者は健康経営の多様性とその重要性を再確認する機会となりました。

今回のセミナーは、産業医科大学と連携して行われる「健康経営実践研究会」の一環として実施されており、参加企業には持続可能な健康経営を実現するための有意義な知見が提供されました。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: セミナー 健康経営 ティーペック

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。