AI活用の新展開
2026-05-20 15:06:42

山口市とAIが共に進化する災害時対応の新たな可能性

山口市とAIが共に進化する災害時対応の新たな可能性



最近、山口市と株式会社コアは、災害時の電話応対を効率化するために生成AIを活用した実証実験を実施しました。この実験は、特に災害対策本部への電話の対応が膨大になる中で、質とスピードの向上を目指しています。

災害時の電話対応における課題


災害が発生した際、多くの市民が自治体に連絡を取り、その応対には多大なリソースが必要です。しかし、頻繁に異動がある職員によって、経験の浅い者や応援職員が初動を担うケースが多く、電話対応の品質や効率が問われることがありました。この背景の中、コアは山口市と連携して、生成AIによる新しいシステムを試験的に導入しました。

実証実験の概要


実験は2026年の2月3日から4日、12日の計3日間、山口市の防災危機管理課で行われました。主な検証項目は以下の通りです。
1. AIによる音声認識・文字起こしの精度
2. 災害情報報告書の自動作成
3. 入力漏れの指摘機能
4. 外国語での文字起こし・報告書作成

生成AI技術が職員の報告書作成や情報収集を補完することで、効率的な災害対応が可能になることを目指しました。

得られた成果


実証実験により、以下のような成果が確認されました。
  • - 音声認識と文字起こしの精度は途上ではありますが、3.9/5の評価を得、多くの方言や特殊な表現にも対応可能なことが確認されました。
  • - 報告書の自動作成に関しては、作成時間が約7割削減される可能性が示され、通話内容から重要情報が即座に入力されるという実証も得られました。
  • - 入力漏れの指摘機能も、業務支援の効果が評価されましたが、ユーザーインターフェースの改善点も浮き彫りになりました。
  • - 多言語対応では、中国語、フランス語、韓国語、スペイン語の通話内容が正確に文字起こしされ、報告書も自動生成されることが確認され、国際的な問い合わせに対する対応力も向上することが期待されています。

総評と展望


実証実験では多くの職員が参加し、85%が5段階評価の最高評価を付ける等、実用的な運用が期待できる結果となりました。今後は、実際の運用に向けた課題や改善点を整理し、持続的な意見交換を行っていく計画です。また、AI技術を活用し、単なる報告書作成ツールから、状況把握や情報共有の強力な意思決定ツールへの進化を目指しています。

株式会社コアの使命


株式会社コアは、ICTを通じて社会や産業の課題解決に取り組むソリューションプロバイダーです。今後も新技術を用いて、地域社会に貢献し続ける努力を重ねていくことでしょう。

この実証実験を通じて、災害時の対応が大幅に改善できることを願っています。そして、多言語な市民にも親切な情報提供が可能になることに期待が寄せられています。未来の災害対応がどのように進化していくのか、目が離せない状況です。


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