SB C&SがDockerと提携し、仮想化プラットフォームを全国展開

SB C&S株式会社が、Docker, Inc.（米国サンフランシスコ本社）とのディストリビューター契約を結びました。これにより、SB C&Sは認定ディストリビューターとして、Docker製品の取り扱いをさらに強化していきます。これまでSB C&Sは、販売パートナーとともに「Docker」の販売を進めてきましたが、新たな契約により、より効率的な提供体制が実現します。

近年、クラウドネイティブ技術の進化とマルチクラウド環境の拡大に伴い、多くの企業はアプリケーション開発のスピードや品質に関する課題を抱えています。特に、DevOpsやアジャイル開発が広がる中、開発環境の標準化が求められています。これに応える形で、Dockerはアプリケーションのライフサイクルを一貫してサポートする業界標準のコンテナ型仮想化プラットフォームとして広く利用されています。

Dockerは、OSに依存しない軽量で高速な実行環境を提供することで、開発チームの効率を向上させます。特に、開発と本番の環境差異を解消し、CI/CDパイプラインとの高い親和性を活かして、安全かつ迅速に機能追加や修正を行うことができます。このことは、DevOpsやアジャイル開発の現場において、多大な効果をもたらしています。

また、Dockerは様々な業界での活用が進んでいます。製造業では、同一開発環境を迅速に構築・共有できるため、業務効率が大幅に向上しています。金融業界でも、高度なセキュリティを保ちながら、変化に迅速に対応可能な基盤として評価されています。小売業では、全国に展開するシステムを効率よく更新できる柔軟性が求められ、導入が進んでいます。そして、医療業界でも、厳格なセキュリティの下でシステムを継続的に開発・運用するためにDockerが利用されています。

SB C&Sは、今回の提携を通じてDockerの導入をさらに推進していく方針です。また、IT製品情報を一元的にまとめた「IT-EXchange」や、DevOpsに関する情報を発信する「DevOps Hub」などのサービスを提供し、全国15,000社以上の販売パートナーをサポートします。

SB C&Sが取り扱うプラン

- Docker Business（ドッカービジネス）

企業向けにセキュアかつ効率的にDockerを導入・運用できる法人向けプランです。Docker Desktopの管理機能が強化され、組織内でのコンテナイメージの管理が徹底されます。ユーザー管理やセキュリティポリシーの適用など、企業全体での統制が可能です。

Docker Businessの主な機能

- Docker Desktop（ドッカーデスクトップ）

ローカル環境での開発からテスト、運用までを一元的に行える統合開発ツールで、本番環境と同一の環境を再現できます。CI/CD連携やKubernetesのローカル実行にも対応し、効率的かつセキュアな開発を支援します。

- Docker Hub（ドッカーハブ）

コンテナイメージの共有と管理ができる機能を持ち、安全性を確保したまま開発チーム内での効率的なコラボレーションが可能です。プライベートリポジトリとアクセス制御機能を備え、セキュアな環境を実現します。

詳しい製品情報は、こちらからご確認ください。また、製品に関するお問い合わせは、[email protected]までご連絡ください。

Docker, Inc.について

Dockerは、コンテナ技術を通じて開発者体験の向上を図っており、2,000万人以上の開発者に支持されています。新たに登場するAIワークフローなど、活用の場は広がっており、効率と革新性を追求する開発者たちにとって、最適なツールとなっています。詳細はこちらをご覧ください。

このようにSB C&Sの新たな提携により、Dockerの導入が進むことで各業界におけるアプリケーション開発が加速し、効率化の波がさらに広がっていくことが期待されます。