韓国オリジナル・ミュージカルの新たな潮流、東京に集結
2025年11月12日、有楽町にあるヒューリックホール東京にて、韓国のオリジナル・ミュージカルを紹介するイベント『2025 K-Musical Roadshow in TOKYO』が開催されました。本イベントは、韓国文化体育観光部が主催し、韓国芸術経営支援センターが主管するもので、今年で二回目の開催となります。
韓国ミュージカルの魅力を伝えるステージ
今回の公演では、新作として発表された5作品のハイライトが、ショー・ケース形式で披露されました。出演したのは、今年6月にソウルで開催された「K-Musical Market」で厳選されたキャストとスタッフ約70人。観客は、この日、彼らから素晴らしいパフォーマンスを受けることができました。
紹介された作品は、以下の5つです。
1.
すいかのプール
2.
三つの風と一本の木
3.
たんぽぽの笛
4.
ナルチスとゴルトムント~知と愛~
5.
とっても楽しいお嬢さんたち
この中でも特に「とっても楽しいお嬢さんたち」は、観客の間で大きな評価を受け、韓国のミュージカル俳優たちの魅力を感じることができる印象的な作品となりました。
著名な司会者のもとでのスムーズな運営
イベントの司会は、俳優の加藤和樹さんとキム・テイさんが務めました。加藤さんは韓国ミュージカルに豊富な経験があり、スムーズな進行が特長です。一方、キム・テイさんも韓流スターのファンミーティングの司会を務めるなど、両名の息の合った司会は会場を盛り上げました。
緊密な交流の場となったロビー
公演終了後には、5つの作品の製作者たちと日本のプロデューサー間での交流会も催され、多くの日本の演劇関係者が集まりました。約100名のプロデューサーが参加し、熱い質疑応答が繰り広げられ、各作品の紹介にも熱心な質問が寄せられました。
この日の客席は、韓国オリジナル・ミュージカルに関与するメディア関係者や一般の観客など約750名で満席となり、日本における韓国ミュージカルに対する関心の高さを示す結果とも言えるでしょう。
未来に向けた期待の声
公演に際して、韓国芸術経営支援センターのチョン・インへさんは、日本の観客に多くの韓国ミュージカルを紹介できたことを喜ぶとともに、今後の日本での公演に期待を寄せました。そして、韓国のミュージカル制作業界の発展のために、国際的な協力の場を広げる重要性を強調しました。
また、「とっても楽しいお嬢さんたち」に出演した俳優、キム・アヨンさんも、韓国ミュージカルの魅力を日本の観客に伝えられたことを光栄に思い、将来的には日本での本公演を実現したいとの希望を寄せました。
加藤和樹さんも、公演を通じて日本のミュージカルシーンの可能性を感じたと述べ、今後とも韓国と日本の文化交流が進んでいくことを期待しています。
今後の展開
『2025 K-Musical Roadshow in TOKYO』は、韓国ミュージカルの今後の展開に注目が集まる重要なイベントです。次回は2026年の開催が予定されており、さらなる発展が期待されます。
この公演を機に、韓国のオリジナル・ミュージカルが日本での地位を確立し、ますます多くの人々に幸せと感動を与えることを願っています。