若手生産者と消費者が考える産直の未来像
2023年3月4日、東京・千代田区の日経ホールで開催された第37回パルシステム生産者・消費者協議会(生消協)の通常総会とフォーラム。若手の生産者や消費者が集まり、これからの産直の在り方について活発に意見交換を行いました。
生消協による総会と賛同の声
総会には345人の生産者、組合員、パルシステムグループの職員が参加。2つの重要な議案が提案され、「2025年度活動報告並びに決算報告」と「2026年度活動方針並びに予算案」が賛成多数で承認されました。質疑応答ではSNSプロジェクトや独自の栽培基準「エコチャレンジ」に関する意見が挙がり、参加者の熱意が感じられました。
パルシステム連合会の渋澤理事長は、「今こそ生産者と消費者が思いをぶつけ合う時です」と強調し、地域づくりに向けた連携を呼びかけました。安田会長も、環境問題への取り組みの重要性を指摘し、生消協の意義を再確認しました。
フォーラムでの次世代リーダー研修の報告
総会後のフォーラムでは、2025年度 次世代リーダー研修の報告が行われました。参加した生産者や職員が登壇し、研修での経験を共有しました。特に、産地やセットセンターの視察、そしてグループディスカッションでの意見交換は、今後の取り組みに大きな影響を与えるものでした。
生協職員は「周りの職員に産地を知る機会を作るのが私の役割」と語り、同世代の生産者の情熱にも刺激を受けたとのこと。生産者からは、「立場を超えたつながりをもとに課題を解決したい」との意見が寄せられ、今後の協力が期待されます。
産地ビジョンを振り返り未来を見据える
続いて行われたパネルディスカッションでは、5人の生産者がそれぞれの産地ビジョンを発表しました。進行役の佐藤部長が「情勢の変化や異常気象に直面した中でのビジョン策定の苦労」を共有し、参加者全員が共感しました。産地を考える新たな機会として、今後への展望が語られました。
最後に参加者は、「地域の同業者と連携した施策を盛り込みたい」「組合員の声を反映させるために努力したい」など、今後の活動への強い意気込みを表明しました。
若手生産者たちが自身の意見を述べ、次世代の農業や食の未来を真剣に考える姿が印象的でした。生消協が掲げる「パルシステムの産直をともに進めていく」ための道筋が、少しずつ明確になってきたようです。
まとめ
今回の総会とフォーラムは、若い生産者と消費者が共に未来の産直の在り方を探る貴重な時間でありました。相互に理解し合い、手を取り合うことが持続可能な食のシステムを作るためには欠かせません。今後もこのような取り組みを通じて、さらなる発展に向けた一歩を踏み出していくことを期待したいと思います。