九州・沖縄の企業が競い合った全国ワークスタイル変革大賞2025
2025年10月22日、水曜日、福岡のesports Challenger's Parkで開催された「全国ワークスタイル変革大賞2025 九州・沖縄大会」では、デジタル技術を駆使した先進的なワークスタイル改革を推進する企業が一堂に会し、印象的なプレゼンテーションが行われました。
この大会では、九州・沖縄地域での実績を誇る6社が参加し、彼らの革新的な取り組みを紹介しました。審査は、戦略性や成果、浸透度などの6つの観点から行われ、各賞が決定されました。
受賞企業一覧
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発表タイトル:小さな自動化の積み重ねが職場を変える RPAとAI活用による業務改善の取り組み
- ヤマトカンキョウ株式会社
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発表タイトル:地方企業の新時代 離職0採用コスト0を生んだ働き方改革
- 株式会社ペンシル
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発表タイトル:従業員エンゲージメント改善前比165%達成! DX経営でかなえる多様な人材の活躍と企業成長
- はぴえん。
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発表タイトル:誰でもできる!AIが支えた"一人起点"のワークスタイル革命
- 株式会社ガスパル九州
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発表タイトル:現場の想いが走り出す―車両のオフィス化からはじまる働き方改革
- 株式会社EARTH ELECT
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発表タイトル:"紙と手書き"からの解放宣言! 電気工事会社の"身の丈DX"が現場を変える。
最優秀賞受賞企業の取り組み
最優秀賞に輝いた医療法人田中会 武蔵丘病院は、IT化が遅れがちな中小の地方病院でありながら、RPA(Robotic Process Automation)やAIの活用により、業務改善に成功しました。
その結果、全員一致で最も高い評価を受けたのです。この病院の特徴的な取り組みには以下の点が挙げられます:
- - 内製化による効率化:外部業者に頼らず、自社内の少数の担当者がRPAとAIを駆使してシステムを自ら開発。複雑な看護師の勤務表作成や、電子カルテデータの可視化を実現しました。
- - 業務時間の改善:年間約2,000時間以上の業務削減が可能となり、医療現場の人手不足に対する大きな改善策となりました。
- - 先進的な技術の実践:AIエージェントの時代に向け、地方病院でも最先端の技術が活用できることを証明しました。
審査評価
医療法人田中会については、特に「IT化が遅れた業種」として位置づけられているなか、RPAとAIを効果的に使った内製システムの導入が評価されました。これは、現場の負担を軽減し、業務効率を向上させる素晴らしい成果と言えます。
他の受賞企業も注目
特筆すべきは、ヤマトカンキョウ株式会社で、業務効率化から得た時間を使って社員の健康やエンゲージメント向上に取り組む道筋を描いた点が高く評価されました。また、株式会社ペンシルは、社内の状況を改善し、多様な人材が活躍できる環境を創出したことが評価されました。
はぴえん。は生成AIを活用し、一人親方としての新たな働き方を実現し、企業の働き方に新たな風を吹き込むことに成功しました。株式会社ガスパル九州や株式会社EARTH ELECTも、現場の声を取り入れた取り組みが受賞の一因となっています。
審査員のコメント
審査員の石川氏は、特に武蔵丘病院の取り組みについて全国でのプレゼンに期待を寄せました。他の参加者の取り組みにも高い評価を得ており、「皆様の事例こそが新しい未来を生み出す」と述べました。
今後、医療法人田中会 武蔵丘病院は、12月16日の全国大会に九州・沖縄の代表として出場予定です。
イベントの詳細
- - イベント名:全国ワークスタイル変革大賞2025 九州・沖縄大会
- - 開催日時:2025年10月22日(水)13:30-16:30
- - 開催場所:esports Challenger's Park(福岡)
- - 主催:全国ワークスタイル変革大賞実行委員会
- - 協賛:株式会社セールスフォース・ジャパン、株式会社kubell 他
まとめ
全国ワークスタイル変革大賞2025 九州・沖縄大会の結果は、デジタル化が進む中、地方の企業でもITを駆使した新しい働き方改革が進行中であることを示しています。受賞企業の取り組みは、今後の企業経営にも大きな影響を与えることでしょう。