社員の教育訓練を国が支援する新制度が2025年に開始！

社員のための新しい教育支援制度が誕生する！

2025年10月から新たに始まる「教育訓練休暇給付金」制度は、企業に働く社員が教育訓練のために30日以上の休暇を取得する際に、その費用を国が負担するという画期的な仕組みです。この制度の目的は、社員のスキルアップを支援し、より優れた人材を育成することです。

制度の詳細

この制度の最大の魅力は、社員が指定された講座を受講する際に、費用がゼロで、教育訓練休暇を取得することで給付金が支給される点です。具体的には、社員が30日間の教育訓練休暇を取り、認められた講座で学ぶことが条件になります。これにより、企業は人材の育成をするための新たな選択肢が増えます。

企業が留意すべきポイント

しかし、制度を導入するには各企業が就業規則を整備する必要があり、一定の準備が求められます。例えば、申請後10日以内に「賃金月額証明書」を提出しなければなりません。この期限を過ぎたり、書類が不備のままであった場合、支給対象外となるリスクがあるため注意が必要です。また、解雇予定者や退職見込み者に対してはこの制度が適用されないため、企業側での十分な理解と準備が必須です。

セミナー情報のご紹介

この制度についての詳しい情報や導入に向けた手続き、注意点について学ぶセミナーが開催されます。日時は2025年10月14日（火）12:00〜13:00、場所は東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町本社ビル6Fです。このセミナーでは、「教育訓練休暇給付金を導入するための会社側の手続き」や「就業規則に記載すべきポイント」などの具体的な疑問に答えます。

講師紹介

講師には特定社会保険労務士の小野純（おの・じゅん）先生をお迎えします。小野先生は、累計400回以上のハラスメント・労務研修を行っており、現場に即した実践的な講義に定評があります。法律をどのように現場に落とし込むかということに焦点を当てた講座が多く、雇用クリーンプランナー資格の監修も行っています。

一般社団法人クレア人財育英協会について

このセミナーは、2023年に設立された一般社団法人クレア人財育英協会が主催しています。株式会社SAのグループ会社として、雇用・労務・ハラスメント防止に関する資格や研修事業を展開しています。特に「雇用クリーン事業」には力を入れており、実務に直結する学びを提供することを目指しています。これまでに全国で650名以上が「雇用クリーンプランナー」を取得し、企業や自治体、教育現場などで活躍しているとのことです。

この新制度は、社員が自身のキャリアやスキル向上を図る好機といえるでしょう。企業としてもこの制度を活用し、より良い職場環境を整えていくことが求められます。興味のある企業は、ぜひセミナーに参加して具体的な知識を深めてみてください。