東京都中央区に本社を構える株式会社BELLOWLは、2025年1月からエンジニア養成機関「42 Tokyo」への支援を始めることを発表しました。BELLOWLの代表取締役である鈴木康代氏に、今回の支援の背景と理由を聞きました。
「42 Tokyo」は、フランスで始まった世界的なエンジニア教育機関で、2020年に日本に上陸しました。現在、世界32ヵ国に56のキャンパスがあります。特筆すべきは、学費が完全無料で、経歴に関係なく誰でも学べることです。学生同士で互いに教え合う「ピアラーニング」方式を採用しており、問題解決力や対人スキルを高めることができる環境です。
BELLOWLが42 Tokyoを支援する目的は、エンジニアの不足を解消し、技術だけでなくビジネスにおいても価値を提案できる人材を育成することです。鈴木氏は、「我々が求めるエンジニアは、技術力だけでなく、プロダクト全体を俯瞰できる能力を持つマルチプレイヤーです。開発の各段階に参加し、価値あるソリューションを提供することが求められます。このような能力を身につけさせるために、42 Tokyoのモデルは非常に効果的です」とその理由を語りました。
実際にBELLOWLで働くメンバーの一人であり、開発責任者の酒井大河氏も、42 Tokyoの取り組みの重要性を強調しています。 「BELLOWLはクライアントの新規事業創出に特化したブティックコンサルティングファームです。通常のコンサルティング企業が行う戦略策定にとどまらず、実際のサービスを設計・提供するところまで関与します。そのため、幅広い知識と経験を持つ人材が大切です。職場は常にエキサイティングで、学び続けられる環境を提供しています」と述べています。
42 Tokyoへの支援を通じて、BELLOWLは次世代のエンジニアを育成するだけでなく、革新を促進する人材の輩出に取り組んでいます。鈴木氏は、「デジタル社会においては、戦略と実装の両方を理解できるエンジニアが必要です。これからのサービス創出において、BELLOWLと42 Tokyoは協力し、多様な価値を生み出していきたい」と将来への展望を示しています。
今後もBELLOWLは、42 Tokyoの革新的な取り組みを支援し、共に新たな可能性を拓いていくことを目指しています。日本のエンジニア教育の未来がどのように展開されていくのか、注目が集まります。