高性能ポリエチレン管『エスロハイパーAW』が新たな展開へ
積水化学工業株式会社が提供する建物配管用の耐震型高性能ポリエチレン管、『エスロハイパーAW』。この製品は過去の技術革新とユーザーからのニーズに応え、2025年5月7日に大口径チーズの品揃えを大幅に拡充します。これにより、より多くの現場での使用が可能となり、水道インフラの耐震化を推進します。
『エスロハイパーAW』の特長
この製品は2005年に登場して以来、建物内の給水管用途において新しい道を切り開いてきました。独立行政法人都市再生機構及び建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会との共同研究により開発されたこの管は、オール樹脂管路を採用しており、耐震性を兼ね備えた配管システムとして高い評価を得ています。
特に、消火分野への応用が広がっているのもポイントです。『エスロハイパーAW』は、様々な施設での水道配管において、その優れた耐震性と長寿命により多く選ばれています。今回の大口径チーズ(SPチーズ、EF片受チーズ)の追加は、技術とニーズの進化を反映した結果です。
施工の簡素化とコスト削減
新たに拡充される大口径チーズは、EFスクリュージョイントと直接接続することで、主管から枝管までの変換を一発で行えるという利点があります。この機能により、継手コストの削減だけでなく、床下やピット内での納まりが改善され、施工も効率化されます。
施工現場では、融着箇所の削減が可能となり、作業負担が軽減されるため、作業者の安全性を高めるだけでなく、質の高い施工を実現します。特に、時間やコストが厳しく制約される現場においては、この製品が大きな強みとなることでしょう。
サステナブルな未来に向けて
積水化学は、『エスロハイパーAW』を含む製品群を通じて、環境と社会の両方に配慮した製品づくりを推進しています。「サステナビリティ貢献製品」制度を導入し、2030年までにはサステナブルな社会の実現を目指しています。この制度は、単に製品を売るだけでなく、使っていただくお客様の立場にも立った設計が重要であると考えています。
どのように環境を守り、社会的な課題を解決できるかを考え、急速に進化する水道インフラの世界で、より良い未来を切り開くための一歩を踏み出しています。
これからの『エスロハイパーAW』の進化に目が離せません。新たな製品ラインナップは、現場のニーズや環境に応えるものとして、多くの期待を寄せられています。今後の展開に注目です。
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