インドとの提携
2025-10-28 15:55:39

インドとの連携強化!商船三井、曳船事業の新たな展開へ

インドとの連携強化!商船三井、曳船事業の新たな展開へ



商船三井株式会社(以下、当社)は、インド国営海運会社であるShipping Corporation Of India Ltd.(以下、SCI)と曳船事業に関する協業の覚書を締結しました。この契約は2025年にインド・ムンバイで開催される国際海事イベント「India Maritime Week」において行われたもので、両社のさらなる連携を示す重要な一歩となります。

インド経済の成長と曳船サービスの必要性



インドは着実な経済成長を遂げており、今後10年間でコンテナ貨物の取扱量は年間6~8%、エネルギー貨物は年間3~5%の増加が見込まれています。この増加により、主要港での船舶の寄港数も増加することが確実視されています。船舶の安全な入出港や離着桟を支える曳船サービスの重要性はますます高まっており、安定したサービス提供が求められています。

さらに、インド政府は「Green Tug Transition Program」を推進しており、2040年までに主要港で稼働する全ての曳船を環境に配慮したものに移行する計画を進めています。これにより曳船業界は大きな変革期を迎えており、当社の役割も益々重要になるでしょう。

商船三井のこれまでの実績



当社はこれまで、日本、香港、ベトナムにて曳船事業を展開しており、これらの地域での船舶の安全な入出港や離着桟を支援してきました。実績に裏打ちされた当社の技術及び運航ノウハウを活かし、インドにおける曳船事業を一層強化する計画です。

得られた知見をもとに、SCIが持つインド国内のネットワークと連携し、より安全かつ効率的なサービスを提供することで、地域経済のさらなる発展に貢献することを目指しています。特に、GHG排出削減への取り組みは当社の重点課題の一つであり、地域社会と環境に優しい曳船サービスの提供を目指します。

今後の展望



商船三井とSCIの協業により、インドの曳船事業の拡大はもちろん、港湾における環境負荷の軽減にも寄与できると考えています。インド市場におけるさらなる競争力を高めつつ、持続可能な曳船サービスのモデルを構築することで、我々は未来の海上輸送の形を変えていくことでしょう。

今回の覚書は、当社にとって新たな挑戦の始まりです。インドの海運業が持つ可能性を最大限に引き出し、国際的なパートナーシップの強化を図ることで、双方にとって有意義な成果を収められることを期待しています。


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