岡山大学新装置
2025-11-17 00:12:28

岡山大学、西日本初のクライオトモグラフィー装置を導入

新時代の研究を切り開く岡山大学の新装置



国立大学法人岡山大学は、2025年11月1日から西日本初となるクライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」の共用を開始しました。この装置は、瞬時に広がる生命の神秘を解き明かす強力なツールとなります。特に、細胞のような比較的厚い試料を対象に、従来の手法では得られなかった情報を提供する能力があります。

Arctisの特長とは?



Arctisの最大の特長は、試料を切り出した後、特別なホルダーを変更せずそのままクライオ電子顕微鏡に装着し観察ができる点です。これにより、細胞内のタンパク質構造や生体分子の「生きたまま」の姿を解析できるようになります。この革新によって、研究者は生体状態に近い条件で materialen を観察し、より深い理解を得ることが可能になります。

クライオトモグラフィーに特化した同装置は、既存のクライオ電子顕微鏡「KriosG4」(300 kV、サーモフィッシャ社)と連携して使用されます。このコンビネーションにより、細胞成分の観察をより正確に行うことができ、さまざまな生物学的現象への理解が進むことが期待されています。

共同利用の促進



岡山大学の高等先鋭研究院に設置されたArctisは、本学だけでなく、学外にも広く開放されており、共同利用が可能です。研究者たちはこの高度な設備を通じて、新しい発見を追求する機会が増えます。利用を希望する場合、岡山大学の研究設備・機器予約管理システム「コアファシリティーポータル(CFPOU)」から簡単にアクセスし、詳細な情報を得ることができます。

申し込み方法と問い合わせ先


Arctisの詳細や予約方法については、コアファシリティポータルを訪れることで、具体的な手順や利用案内を確認できます。下記にリンクを掲載しますので、ぜひチェックしてみてください。

岡山大学の未来を担う研究



今回の装置の導入は、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学としての地位をさらに強化するものです。世界的な研究機関としての役割を果たし、国内外の研究者に対する支援を一層拡大していくことで期待されます。

当大学が地域と連携しながら進化し続ける姿は、革新やイノベーションの源となる一助となるでしょう。

私たちは、この新たな研究環境がどのような未来を切り開くのか、非常に楽しみにしています。研究者の皆様も是非この機会を活かして、次世代の知識の探求に挑戦してみてほしいと思います。


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