発酵技術を世界へ
2025-11-16 22:26:22

岡山大学が発酵技術を世界に広げるシンポジウムを開催!

日本の発酵技術を世界へ



2025年11月16日、岡山県岡山市にて、岡山大学微生物インダストリー講座が主催する第4回シンポジウムが開催されました。このイベントは、発酵技術に関する最新の情報や研究成果を共有する貴重な機会として、多くの参加者が集まりました。

当日は、企業関係者、大学生、自治体職員など、総勢500人以上が出席。対面での参加は約170人、オンライン参加者は約330人に及びました。シンポジウムは、岡山大学の那須保友学長および、共催企業であるフジワラテクノアートの藤原加奈副社長の挨拶でスタートしました。

続いて、微生物インダストリー講座の神崎浩教授がシンポジウムの趣旨を説明。その後、講演者として、SAN-J Internationalの佐藤隆社長が「海外における麴発酵の用途拡大」について語り、続いて東京大学の丸山潤一教授が、麴菌が持つ多様な機能に関する基調講演を行いました。この2つの講演により、麴菌の研究が農業や食品業界においてどれほどの可能性を秘めているかが示されました。

さらに、岡山大学の原唯史助教が、取り組んでいる微生物インダストリー講座の研究内容を発表。麴菌の固体培養の可能性について話が進みました。

講演後には、パネルディスカッションが実施され、佐藤氏や丸山教授、他の専門家たちが集まり、麴菌とその応用について意見を交わしました。神崎教授がコーディネーターを務め、様々な視点からの議論が行われました。このディスカッションを通じて、海外における麴菌の需要が高まっていることや、日本の発酵技術がグローバルな市場で果たす役割について深く考察されました。

最後に、環境生命自然科学研究科の森也寸志研究科長が閉会の挨拶を行い、今回のシンポジウムが成功裡に終わりました。微生物インダストリー講座では、今後も国内外の研究機関や産業界との連携を図りつつ、新たなものづくりの可能性を追求していく方針です。

このシンポジウムの内容は、岡山大学微生物インダストリー講座のYouTubeチャンネルでも公開されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。過去のシンポジウム動画も視聴可能です。皆様からのフィードバックもお待ちしております。

岡山大学は地域に根ざした研究大学として、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。発酵技術や麴菌に関心のある方々にとって、今後の活動に期待が高まります。


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