TRANBIがM&A交渉をサポートする新機能を導入
近年、M&A(合併・買収)の需給は高まる一方で、特に初めて交渉に臨む方々にとっては、その第一歩を踏み出すことが難しいという現実があります。そんな中、M&A・事業承継プラットフォーム「TRANBI」を運営する株式会社トランビが新しくリリースした、AIによる初回メッセージ作成支援機能が注目を集めています。この機能は、ユーザーのプロフィールや案件内容を分析し、最適な初回交渉メッセージを自動的に生成するというものです。
開発の背景
M&Aの世界では、最初のメッセージを送ることが非常に重要です。しかし、送信すべき内容に迷う方が多く、結果として交渉を開始できないことが少なくありません。トランビが毎月開催するセミナー参加者を対象にした調査では、なんと9割の方が「交渉したことがない」と回答しました。このような背景から、初回メッセージ作成支援のためにAIを導入することとなりました。これにより、M&Aに初挑戦する方やメッセージ作成に自信がない方の悩みを解決し、スムーズな交渉のスタートを支援します。
さらに、この新機能の導入により交渉に踏み出す買い手が増え、マッチングのチャンスも広がることが期待されています。この機能は、トランビが進める「AI×M&A」構想の第一弾とも位置付けられており、今後はさらなるAIによるマッチング精度の向上や、交渉支援機能の追加も計画されています。
新機能の詳細
1. 交渉方法に応じたAI自動文章生成
この新機能では、交渉の実名・匿名の方法に応じた適切なトーンや言い回しをAIが自動で提案します。
2. プロフィールや案件データに基づくパーソナライズ
ユーザーのプロフィール情報や案件内容を解析し、自然で信頼感のある自己紹介や挨拶文が自動で生成されます。これによって、初めてM&Aを行う方でも、安心してメッセージを送ることができるようになります。
TRANBIのこれからの取り組み
TRANBIでは、80%の買い手側成約者が初めてM&Aを行ったというデータもあり、個人や中小企業を中心に、M&A未経験の方々に多く利用されています。同社は「挑戦者で溢れる社会を創造する」という理念のもと、M&Aを検討中の方々がより取り組みやすいサービスを提供し続けていきます。現在も、毎月の利用方法に関するセミナーやユーザーコミュニティの運営を行うなど、ユーザーに寄り添った多様な取り組みを進めており、今回の機能リリースもその一環です。
今後も、ソフトとハードの両面から、ユーザーが使いやすいプラットフォームの実現に向けた努力が続けられます。
会社情報
株式会社トランビは、東京都港区を本社に持ち、2016年4月に設立されました。M&Aプラットフォーム『TRANBI』の企画・運営をはじめ、事業の売り手と買い手の直接マッチングを提供しています。成約手数料を廃止し、小規模事業者でも利用可能な環境構築に力を入れています。
参考リンク