YKKと富山高専の国際共同探究プログラムが始動!
株式会社WTOCと富山高等専門学校、そしてYKK株式会社が共同で実施する新たな探究学習プログラムがスタートしました。このプログラムは、特に魅力的な多文化共生の機会を学生たちに提供し、国際的なビジネス課題に対して実践的な解決策を探ることを目的としています。
プログラムの概要
プログラムでは、YKKメキシコ社が直面している人材エンゲージメントに関する課題をテーマにしています。参加するのは富山高専の学生たちですが、メキシコおよびコスタリカの学生とも共同で取り組みます。国境を越えた学びを通じて、将来的に必要とされる多文化共生スキルや英語のコミュニケーション力を高めることが期待されています。
提示されるリアルな課題
YKKメキシコ社が直面する離職率や働き方に関する問題を扱う本プログラムは、学生たちにとって非常に重要な実践的経験となります。プログラムの中で、学生たちは実際のビジネス環境における課題をディスカッションし、解決策を提案します。特に、社員のエンゲージメントを高めるために必要な施策を求められるため、現実のビジネス課題に対してもリアルな洞察を持って臨むことができます。
スケジュール
プログラムは以下のように構成されています。
- - 5月29日:オリエンテーション
- - 6月19日:YKKメキシコ社からのスピーチとディスカッション
- - 6月26日:交流グループでの提案内容設計
- - 7月10日:プレゼン内容の最終ブラッシュアップ
- - 7月17日:オンラインでの英語プレゼンテーション
それぞれのセッションは、学生が主体となり進められ、フィードバックを受けながら自身の提案を磨いていきます。
学生の成長を促す
このプログラムを通じて、学生たちは異文化交流の中で、自身の意見を英語で表現し、他国の学生と意見を交わす経験を得ます。こうした実践的な活動は、将来のキャリアにおいて非常に重要なスキルとなります。国際ビジネスの現場では、ただの知識だけではなく、柔軟なコミュニケーション能力や異文化理解力が求められます。このプログラムで得られる経験は、参加者の今後に大きな影響を与えることでしょう。
企業との連携
YKKメキシコ社の実務者たちが参加することで、教育とビジネスの橋渡しが行われます。学生たちの提出した提案に対して、実際のビジネスの観点から評価やフィードバックが期待できるのもこのプログラムの大きな魅力です。これにより、学生たちは理論と実践の両方を学ぶことができます。
教員のコメント
富山高専国際ビジネス学科の講師である北井翔子氏は、このプログラムが学生たちにとって貴重な学びの機会を提供することを強調しています。異文化間での合意形成の難しさや喜びを実感することで、学生たちはより広い視野を持つことができると期待されています。
未来の国際社会で活躍できる人材を育成するためには、学生が主体で取り組む学びの場が必要です。このプログラムは、実際のビジネスケースを通して、多様な価値観を理解し、共存する力を養う重要なステップとなります。
この探究プログラムが、学生たちにとって意義深い経験となることを期待しています。今後の彼らの活躍に、注目が集まります。