新たな販路開拓の機会「buyer’s room 2025」
全国商工会連合会が主催する「buyer’s room 2025」の商品募集が始まりました。このイベントは地域の特産品を広める新たなチャンスとして、多くの中小・小規模事業者の販路拡大に寄与しています。これまでに累計1627件の新規商談が生まれ、1億8,629万円以上の経済波及効果が生じています。
buyer’s roomの目的と背景
「buyer’s room」は、地域が持つ貴重な資源や技術を活用し、商工会の支援で開発された特産品を全国に広めるための商談イベントです。「地域性や付加価値が高い商品を開発したが、PRや販路開拓が難しい」という悩みを抱える中小事業者にとって、必要な販路開拓の場を提供することがその目的です。
特に、全国各地の事業者が商品を出展し、バイヤーや流通関係者が審査・商談を行うことで、新たなビジネスマッチングの場を創出します。この仕組みにより、販路を開拓する大きなチャンスが生まれるのです。
募集期間と審査会
2025年7月1日から7月31日までの商品エントリーが可能で、審査会は9月17日に実施されます。このイベントでは、約40名のバイヤーが集まり、試食を通じた商品審査が行われ、優秀な商品には特別賞が授与されます。
今回エントリーを行った商品は、経済産業大臣賞や中小企業庁長官賞など、さまざまな賞にノミネートされる可能性があります。これにより、参加者は自社商品の広報活動とも連動させた販路開拓が期待できるのです。
受賞商品の流通PR
受賞した商品は、流通関係者へPRされる機会が与えられます。株式会社リトルワールドが運営する「チーム・シェフ」プロジェクトは、900名を超える流通関係者とネットワークを形成しており、その中で受賞商品のプロモーションが行われます。これにより、事業者は具体的な販路開拓の成果を効率良く促進することができます。
成果の例
過去の開催では、1627件の新規商談が発生し、売上が100万円以上増加した商品が55件もありました。これらの実績は、buyer’s roomがどれほど多くの事業者にとって有用なプログラムであるかを示しています。2020年から2025年までに記録された1億8,629万円以上の経済波及効果は、この取り組みの重要性を裏付けています。
エントリー方法
「buyer’s room」に参加したい事業者は、全国商工会連合会のウェブサイトからエントリーが可能です。必要な書類を用意し、7月の募集期間中にお申し込みください。
この取り組みを通じて、地域特産品の普及と中小事業者の販路開拓が進むことを期待しています。興味のある方は、ぜひ詳細情報を確認の上、自社商品を応募してみてはいかがでしょうか。