株式会社rakumoは、令和5年7月22日の取締役会において、株式会社エージェントシェアの株式を取得し、子会社化する方針を決定しました。この動きは、HR(人材リソース)領域における競争力強化と、製品開発のさらなる進展を目指すものです。
エージェントシェア社について
エージェントシェアは2021年に設立された、新たなHRテクノロジーを提供する企業です。「HR×テクノロジーで未来を創造する」というビジョンのもと、人材紹介会社向けのアライアンスサービス「AGENT SHARE」など、4つのプロダクトを展開しています。特に、業界初のシームレスな採用支援サービス「AGENT ACCESS」や、新卒採用をサポートする「AGENT COLLEGE」など、高い加盟価値を誇るサービスが評価されています。
株式取得の背景
rakumoは『仕事をラクに。オモシロく。』というビジョンを掲げ、効率的で柔軟な働き方を提案。グループ内には、企業向けのグループウェア「rakumo」や、人材管理ソリューション「aloop」など、幅広いSaaS製品を展開しています。自身のプラットフォーム強化の一環として、エージェントシェアの子会社化を決定。両社が持つノウハウを活かし、新たなサービスの開発と市場拡大を狙います。
今後の戦略
エージェントシェアの子会社化によって、両社はそれぞれの強みを結集し、お互いの顧客基盤を活かしたサービスの利用促進が期待されます。また、rakumoの開発チームがエージェントシェアのプロダクトを強化することで、さらなるサービス向上へ繋がるでしょう。そして、HR領域における新たな事業展開や、クロスセルが進むことで顧客に対してより価値のある提案が可能になります。
経済的影響と今後の見通し
この株式取得に関する資金は、これまでの資金調達を活用しつつ、自己資金も使用する計画です。2025年8月1日には、エージェントシェアは正式にrakumoの連結子会社となりますが、影響について詳細はまだ精査中です。今後、両社の役員が相互に派遣されることにより、より密接な連携と知識の共有が行われる予定です。
まとめ
rakumoによるエージェントシェアの子会社化は、HRテクノロジー領域での競争優位を築く大きなステップとなります。これにより、両社のシナジー効果が期待され、顧客に対してより優れたサービスを提供できることが求められています。今後の進展が非常に楽しみです。