新医薬品開発支援
2026-02-24 12:51:38

日立と塩野義製薬が手がける医薬品開発支援の新ソリューション

日立と塩野義製薬の新たな薬開発ソリューション



日立製作所と塩野義製薬が共同で、医薬品開発における規制関連文書作成の支援ソリューションを、生成AIを活用して発表しました。この協業は、医療現場における業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として位置づけられています。

本ソリューションは、日立が2026年2月から日本国内で医薬品およびヘルスケア企業に向けて提供を始める予定であり、将来的には「Lumada」として広く展開される見込みです。これにより、医薬品開発のプロセスが効率化され、より多くの新薬が早く市場に届けられることが期待されています。

効率的な文書作成を実現



医薬品の新規承認には、治験実施計画書や治験総括報告書など、専門性の高い文書が必要です。しかし、これらの文書作成には通常、3か月から5か月を要し、膨大な作業量が伴います。記載ミスや不備が発生すると、後々の承認プロセスにも影響を与えかねません。

日立と塩野義製薬が開発したこの生成AIを活用したソリューションでは、治験に関連する情報を迅速に抽出し、要約する機能に加え、初稿を自動生成することが可能です。このシステムを導入することで、治験総括報告書を作成する時間を約50%短縮し、治験実施計画書の作成にも約20%の時間削減がされる成果が確認されています。

利用者の多くからは、「全体的に時間短縮につながる」との声が上がっています。このように、文書作成作業の効率化は、医薬品開発全体のスピードを向上させることに寄与しています。

複雑な医薬品開発の現状



昨今、医薬品開発は新薬の複雑性が増しており、より多くの規制に対応する必要があります。同時に、労働力不足や業務の重圧が医療業界における大きな課題として浮き彫りになっています。そんな中で、日立と塩野義製薬の取り組みは、医薬品開発の生産性向上を目指しています。

具体的には、膨大な治験データを国際的なガイドラインに則って整理し、医療現場のニーズに応じた文書作成支援を行います。このような業務のデジタル化は、メディカルライターの負担軽減にも寄与し、より戦略的な業務に集中できる環境を整えることにつながります。

未来への展望



日立はこのソリューションを通じて、医薬品・ヘルスケア業界の革新を図りつつ、バイオ医薬品分野へのユースケースも期待しています。日立のCIセクターは、AI技術を駆使することで、フロントラインワーカーの現場を一層革新し、医薬品を早く患者に届けるためのモデルケースを構築していく方針です。

さらに、日立は長年にわたり、医療分野の業務効率化やデジタル革新を支援してきた実績があります。これからもその知見を元に、新たな医療ソリューションを展開し、ヘルスケアの未来を切り開いていくことでしょう。

日立と塩野義製薬の取り組みが、今後どのような成果を生むのか、引き続き注目です。


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