合唱の至宝、The Sixteenが帰ってくる
2025年は音楽界にとって特別な年です。教会音楽の父とも称されるジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナの生誕500周年を迎えるこの年、世界的に名高い合唱団The Sixteenが21年振りに日本にやってきます。この公演は、神奈川県民ホールが提供するグリーンホール相模大野開館35周年記念のイベントになります。
The Sixteenとは?
The Sixteenは、1979年にハリー・クリストファーズによって設立されたロンドンを拠点とする合唱団で、50年以上の歴史を持ちます。その音楽レパートリーは、古楽から現代音楽にわたり、実に5世紀を超える驚異的な深さを誇ります。彼らは母国イギリスにおいて「合唱の巡礼」ツアーなどを行い、合唱音楽の魅力を広げ続けています。これまでに数々の名誉ある賞も受賞しており、国際的にその実力を認められています。
パレストリーナの教会音楽
パレストリーナは、彼の作品が延々と語り継がれる理由がある稀代の作曲家です。彼の宗教曲はグレゴリオ聖歌に次ぐ典礼音楽の模範とされ、無伴奏合唱音楽でのみ成り立つ作品が多くあります。これらの作品は、信仰と音楽が交錯する場で生まれたもので、聖なる音楽を通じて感動を与えます。
究極のパレストリーナ・プログラム
神奈川県民ホールでの公演では、パレストリーナの名曲を中心に組まれた特別なプログラムが提供されます。特に彼の代表的なミサ曲や合唱作品が聴かれるこの機会は、訪れた誰もが心に残る体験となるでしょう。このプログラムの魅力は、ただ音楽を聴くだけでなく、その背後にある信仰や歴史を感じることができる点にあります。
公演の詳細
- - 日時:2025年11月22日(土)14:00開演(13:30開場)
- - 会場:相模女子大学グリーンホール大ホール
(相模原市南区相模大野4-4-1)
小田急線「相模大野駅」北口より徒歩約8分。
- - 出演:ハリー・クリストファーズ(指揮)The Sixteen(合唱)
- - 曲目: - パレストリーナ:『キリエ』 - パレストリーナ:『グローリア』 - その他、ペルトやマクミランの作品も含む。
チケット情報
全席指定で、S席は4,500円、A席は3,500円、B席は2,500円の価格設定となっており、24歳以下の方には特別価格の1,000円が用意されています。チケットは、公式サイトや提携窓口で購入可能です。
最後に
音楽を愛する人々にとって、The Sixteenの訪日は一度大きな機会です。パレストリーナの音楽が織りなす感動をぜひ生で体験してみてください。合唱の真髄に触れるこの公演は、あなたの心に深い余韻を残すことでしょう。全ての音楽ファンにとって、この日を心待ちにしていてはいかがでしょうか。