AIと共に進化するマネジメント、新たな挑戦を語るイベント開催
2025年12月2日、東京・渋谷にて行われた「Management Success Summit 2025」は、AIと共に進化するマネジメントの新たなあり方を考える貴重な機会となりました。主催は株式会社mento、代表取締役の木村憲仁氏がイベントを率います。今回は、管理職や企業が直面する課題を乗り越えた6社の管理職が受賞し、彼らの挑戦と成功のストーリーが共有されました。
開催背景
企画の背景には、近年、中間管理職が抱える多大な負担があります。これを「罰ゲーム」とまで表現する声もあるほど。そんな中で、AI技術が急速に進化する現代において、マネジメントの役割や形がどのように変わるのかを探求するため、このサミットが設立されました。
昨年の「Management Success Summit 2024」に続いての開催は、その重要性がさらに高まっていることを物語っています。イベントでは、参加者がAIがもたらすマネジメントの新たな風潮を理解し、どのように自責の念を超え、実行に移せるかを学びました。
セッションの様子
キーノートセッション
「なぜ、大企業は“構造的無能化”を引き寄せるのか?」というテーマで行われたキーノートセッションでは、埼玉大学の宇田川元一氏と中央大学の永島寛之氏が登壇。彼らは、日本企業が直面する構造的な課題を指摘し、特に中間管理職に焦点を当てて企業変革の方法を提案しました。「チームの力で改革を」との視点から、個人ではなく集団での変革が如何に重要かを強調しました。
エキスパートセッション
続いて、AIを活用したマネジメント論を探究するエキスパートセッションが行われ、三木祐史氏や山下正太郎氏、石原直子氏が専門の視点から議論を展開しました。AIが管理職にどのように貢献し、時にはパートナーとして機能するのかという新しいアプローチを提案。1対1のコミュニケーションにおけるAIの可能性やそれがもたらす未来について触れるとともに、どのように管理職がAIと協働するかを考える機会が提供されました。
Management Success Award 2025
ハイライトの一つは、受賞者たちのスピーチです。今回は、マネジメントサクセスを実現した企業の6名の管理職が、それぞれの挑戦のストーリーを発表しました。彼らは、企業内部の壁やチームの停滞とどう向き合ったのか、またその後にどのような変革があったのか実体験を語り、全ての参加者が深く感動しました。受賞者たちには以下の企業が含まれています:
- - NTTドコモ コンシューマサービスカンパニー 宮原さおり氏
- - 静岡新聞社・静岡放送株式会社 牧野克彦氏
- - セブン銀行 山田陽子氏
- - 電通 青木大介氏
- - リクルートスタッフィング 斉藤大和氏
- - パナソニックインダストリー 長真衣氏
交流会の実施
セッション後には、登壇者や受賞者との交流会も行われ、組織開発やAI活用を軸とした意見交換が活発に行われました。参加者は、これからのマネジメントにおける新たなビジョンを共有し、互いに学び合うことでさらなる深化を図りました。
結び
木村憲仁氏は、受賞者たちのストーリーを聞いて感動し、AIとコーチングの力で中間管理職が抱える課題を克服できる道を示したいという思いを語りました。「この国の総労働熱量をあげる」というビジョンの下、これからも挑戦を続けていくことを約束しています。
「Management Success Summit 2025」は、AIとマネジメントの未来を考える場として、今後の展開が非常に楽しみです。詳細は特設サイトをご覧ください。
Management Success Summit 2025 特設サイト