ターキッシュティーの魅力を体感するイベント開催
トルコの紅茶文化が100周年を迎える中、日トルコ外交関係樹立100周年を記念した特別なイベントが東京都港区の八芳園で開催され、多くの参加者がトルコの伝統的な紅茶文化を楽しむ機会となりました。このイベントは、イースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB)の主催によって実現し、ターキッシュティーの淹れ方や文化の奥深さを学ぶワークショップ、迫力のあるコンペティション、そして美味しい紅茶を堪能できるテイスティングイベントが行われました。
ワークショップ「ターキッシュティーマスターへの道」
イベント初日の12月11日(水)、八芳園に集まったのは、日本のティーインストラクターや紅茶愛好家たちです。彼らは、トルコから来たティーマスターたちの指導を受けながら、ターキッシュティーの伝統的な淹れ方を学びました。ダブルティーポットとチューリップ型のグラスを用いたその手法は、トルコ紅茶特有の風味を最大限に引き出すもので、参加者たちはその技術の深さに驚かされました。
特に印象的だったのは、ワークショップの最後に行われた記念セレモニーです。30名の新しいターキッシュティーインストラクターが誕生し、トルコの紅茶文化100周年を祝う特別な瞬間がスタートしました。
コンペティション「マスターズ・デュエル」
2月12日(木)には、同じく八芳園でターキッシュティーを淹れる技術を競うコンペティションが開催されました。「マスターズ・デュエル:ターキッシュティーの美学」と名付けられたこの競技は、淹れ方の正確さや風味を追求するもので、審査員たちは参加者の技術を厳しく見守りました。その結果、最優秀賞には有田由美夏さんが輝き、「おもてなしの象徴」であるターキッシュティーの美味しさを広めていく意気込みを語りました。
テイスティングイベント「トルコを味わう」
12月13日(金)、ロイヤルガーデンカフェ青山では、一般の方々を対象にした一日限りのテイスティングイベントが行われました。参加者たちはターキッシュティーと共に、バクラヴァやロクムなどのトルコの伝統的な甘味を楽しむことができ、五感でトルコ文化を体験しました。このイベントには200名以上が参加し、ターキッシュティーの風味やその文化的背景について深く学びました。
DKİBの役割と今後の展望
イースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB)は、トルコ紅茶の海外展開や地域産業の振興を図る重要な機関です。彼らは、トルコの紅茶文化を国内外に広めるための様々な活動を展開しており、今後もその魅力をより多くの人に伝えていくことを目指しています。このイベントを通じて、ターキッシュティーの魅力を知ってもらえたことは動かしがたい成果であり、これからもトルコの伝統的な飲み物が我々の生活に豊かな彩りを加えてくれることでしょう。