竹林問題を学ぶ
2025-12-16 11:44:28

神戸市で里山教育体験!竹林問題を学ぶツアーを開催

神戸市の竹が活きる里山を守れ!体験ツアー



2025年11月30日、神戸市・多井畑西地区にて、株式会社オープンハウスグループが主催する「竹が活きる里山を守れ!体験ツアー」が開催されました。このイベントは、豊かな自然環境の保全に向けた取り組みとして、参加者に放置竹林問題の現実を伝える機会を提供しました。イベントには神戸市と(公財)ひょうご環境創造協会の協力も得られました。

開催背景



多井畑西地区は自然が豊かな地でありながら、放置竹林の拡大が深刻な問題を引き起こしています。竹林は迅速に成長し、元々の森林を侵食するばかりか、生物多様性の低下や土砂災害のリスクを高め、有害鳥獣の生息域を広げる原因ともなっています。このため、オープンハウスグループは、木材を扱う企業として、社員が里山の重要性を理解し、直接体験することで、意識向上を図ることが必要と考えました。

参加者の体験



当日は、参加者はまず多井畑西地区の自然の中を散策し、竹林が及ぼす影響を学びました。その後、ノコギリやナタを用いて実際に竹の伐採作業に挑戦しました。伐採した竹の一部は無駄にせず、「竹筒ごはん」の調理に活用。この自然の恵みを生かした料理は、参加者にとって特別な体験となりました。昼食として試食した竹筒ごはんは、自然の循環を感じさせる美味しさでした。解散後には竹を使ったクラフト体験も行われ、参加者は楽しく竹材の利用方法を学びました。

参加者の声



参加者からは、「実際に体を動かし、竹の伐採を体験することで問題の深刻さを実感できた」という感想や、「竹筒ごはんは美味しく、自然の有難みを感じられた」という声が多く寄せられました。これにより、参加者はより深く竹林問題を理解できたと感じたようです。

今後の取り組み



オープンハウスグループは、今回のイベントを通して得た知識や経験をもとに、森の保全活動や地域イベントの開催を続けていく考えです。地域社会や行政とも協力し、次世代に美しい自然を残すための活動を積極的に推進していきます。

神戸市の取り組み



神戸市の地域整備推進課の長谷川様は、「市民や企業、学生が協力し、竹の伐採や活用を通じた体験の場を提供し、里地里山の再生に努めています。様々なステークホルダーとの連携が今後の取り組みにおいて重要です」との思いを述べました。

イベントの詳細


  • - イベント名: 竹が活きる里山を守れ!体験ツアー
  • - 日時: 2025年11月30日(日)10:30~13:15
  • - 場所: 多井畑西地区(〒654-0133 兵庫県神戸市須磨区多井畑字宮脇1)

このように、神戸市での竹林の伐採とその活用を学ぶイベントは、自然環境の重要性を認識する上で非常に意味ある経験となりました。多くの方々がこの取り組みに参加し、今後も里山を守る活動を広げていくことが期待されます。


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