防衛省・自衛隊の専門紙『朝雲』がデジタル版をフルリニューアル
防衛省および自衛隊に特化した専門紙『朝雲新聞』のデジタル版が、ついにフルリニューアルされました。運営を手掛ける株式会社朝雲新聞社と、デジタル版の製作を受注した東日印刷株式会社(TONICHI)は、2023年4月1日に新たなサイトを公開。このリニューアルにより、自衛隊員に迅速かつ正確な情報を提供することが可能となります。
リニューアルの背景と課題
『朝雲新聞』は1952年に創刊され以来、自衛隊員にとっての重要な情報源として成長してきました。しかし、紙版の新聞は地理的な制約から、離島や海外での配信が困難でした。また、従来のデジタル版の運用では、老朽化したシステムと限られた担当者による運用が続いており、スムーズな情報発信が課題でした。このような状況を踏まえ、デジタルの一貫したリニューアルが求められました。
リニューアルの特徴
TONICHIは、昨年から掲げた「TONICHI MediaGate構想」に沿って、デジタル部門の強化を進めてきました。その結果、Wix Studio導入やデジタル担当スタッフの増員を実施。これにより、WordPressだけでなくWix Studioでも制作が可能となり、メディア企業多様なニーズに応える体制が整いました。
新サイト制作にあたっては、毎日新聞のデジタル版運用見学会を行い、大型メディアサイトの運用知見を深めました。特筆すべきは、朝雲新聞社がTONICHIの印刷サービスを利用していて、原稿入稿から印刷まで同社内で全工程を完結させられる点です。この一貫体制を活かし、新聞印刷用データからデジタル版用テキストを抽出。これにより、初稿との差分を心配することなくページ作成が行える新たな仕組みが導入されました。
更新業務の効率化
新サイトの公開により、デジタル版の更新作業が少数の担当者で行えるようになりました。コンテンツ管理システム(CMS)を導入したことで、作業が容易になり、より多くの人員で対応できるようになりました。この結果、労務負担の軽減と速報性の向上が実現し、自衛隊員に向けた情報提供の精度と迅速性が大幅に向上したのです。
今後もTONICHIは、紙面制作、印刷、デジタル化を一貫して行える強みを活かし、さまざまなメディア企業の課題解決に貢献していく予定です。自衛隊員にとって、より身近で必要な情報がより速く届けられることを願っています。