ADIのAIプラットフォーム導入
2025-10-09 10:06:15

ADIが社内向けAIプラットフォーム「ACAT」を全社員に導入

ADIが新たに導入した社内向けAIプラットフォーム「ACAT」



株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)は、2025年10月1日から自社で独自開発した社内向けAIプラットフォーム「ACAT(ADI AI Collaboration Team)」の運用を本格的に始めました。この新しいサービスは、社員が日常業務の中でAIを自然に活用できる環境を整えることを目的としています。

導入の背景と意義


企業における生成AIの導入は加速しているものの、導入には様々な障壁が存在します。特に、新しいシステムに慣れることや情報漏洩リスク、そして開発・運用コストの上昇が挙げられます。ADIでは「AIを身近なものへ」というテーマのもと、社員が普段使用している社内チャットツールにAI機能を組み込むことで、これらの課題を克服しました。この取り組みにより、社員は新しいツールを使うことなく、既存の業務環境から直接AIを利用できるようになります。

さらに、ACATを通じて各種生成AIモデルとAPI連携が行われており、セキュリティに配慮した環境下でAIの導入が実現しています。これにより、社内のプロンプトやAIの返答は全て自社のセキュアな環境内で処理され、外部への情報漏洩のリスクが低減されます。

「ACAT」の特徴


ACATは、社員の通常業務を効率化するための複数のAIエージェントで構成されています。主な機能としては、以下のようなものがあります。
1. 汎用チャット
1. Web検索
1. メールの自動作成・返信文の提案
1. 資料添付からの要約・書き起こし
1. 日英翻訳
1. 音声データからの自動議事録生成

特に注目すべきは、個人チャットやグループチャット内でエージェントを@メンションすることで、任意のチャネルにAIを呼び込み、リアルタイムでの議論に参加させることができる点です。この機能により、AIの知見を即座に取り込み、高質な議論や迅速な意思決定が促進されます。また、既存のサービスをそのまま導入するのではなく、自社のニーズに合わせた開発が行われているため、コスト効率の面でも優位性が確保されています。

今後の展望


ACATの初期段階では、社員全員がAIを触れる機会を設け、一部でも日常業務に組み込むことを目指しています。将来的には、利用状況やニーズに基づいてエージェントの機能を拡充し、より実務に直結する分野へと発展させていく予定です。これにより業務の効率化だけでなく、組織全体の知的生産性を向上させることが期待されています。

AIX推進室のビジョンは、AIやデータを活用し、意思決定を明確にし構造化することで、非連続な成長とイノベーションを創出することです。AIによる最適解とデータドリブンな判断を組み合わせ、社員がよりクリエイティブで価値のある業務に集中できる環境の構築を目指しています。

ACATは、AIを業務の中に自然に融合させ、社員の生産性と競争力を高めるための取り組みの第一歩です。今後もAIX推進室を中心に、ステークホルダーにとって価値の高いAI活用を進めていく考えです。

ADIは、企業理念「美しい暮らし方を住まいから」に基づき、人々の暮らしに貢献する企業として、最適な不動産運用を追究し、豊かな未来の実現を目指しています。


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