アール・ブリュットの魅力が、音楽とともに広がる即興演奏会
2025年8月、京都の世界遺産・仁和寺にて特別な即興演奏会が開催されます。このイベントでは、打楽器奏者の谷本麻実さんが、アール・ブリュットアーティスト・轟修杜の作品と音楽を融合し、新たな世界を創造します。昨年の演奏会では、観客の方々からの感想が広がり、再びこの場を設けるきっかけになりました。
過去の演奏会の感動
昨夏、東京の根津で行われた演奏会で、谷本麻実さんが轟修杜の絵画からインスパイアされた音楽を演奏しました。修杜の作品にはタイトルがなく、観る人それぞれが感じる音と色の響きがありました。谷本さんはその状態を「色がメロディで、線の長短がリズム」と表現します。観客は、修杜の作品から流れ出る音楽によって新しい気づきを得たのです。それが今年の演奏会へとつながりました。
即興演奏会の詳細
当日は仁和寺の黒書院で、8月8日(金)・9日(土)の2日間にわたり、午後5時から演奏が始まります。最終受付は午後4時30分です。今回の演奏には、谷本麻実さんのほか、京都在住のヴィブラフォン奏者・谷口かんなさんも参加します。
入場は仁和寺の御所庭園の拝観料(800円)と別途コンサート入場料(1,000円)が必要です。高校生以下は無料ですが、予約が必要で、各日40名限定となっています。
演奏者・谷本麻実の思い
谷本さんは、轟修杜の作品から得られるリズムとパワーに魅了されています。彼女は、作品に集中し、心の中で描いているように音を奏でるこの瞬間が、即興演奏の魅力だと言います。「演奏は旅をするようなもので、未知の世界に飛び込む感覚がたまりません。」と、彼女が語るように、音楽とともに新しい視点を得られることでしょう。
轟修杜のアール・ブリュット展
演奏会は、轟修杜の個展「アール・ブリュット展」の会期中に行われます。作品を観ることができるこの機会は、アートと音楽の両方を楽しむ貴重なチャンスです。観覧時間は午前9時から午後5時までで、最終受付は午後4時30分までとなっています。具体的には、仁和寺の住所は「京都府京都市右京区御室大内33」です。
お問い合わせ情報
予約やその他の詳細については、轟修杜のメール(
[email protected])までお気軽にお問い合わせください。また、仁和寺の公式サイトやお電話(075-461-1155)からも個展や演奏会に関する情報を得られます。
このイベントは、アートと音楽が交じる特別な瞬間を提供し、心に深く響くことでしょう。たくさんの方々のご参加をお待ちしています。