自動運転トラックの進化
2025-11-17 15:46:33

自動運転トラック輸送実現会議、1年で15社の企業が参加し進化を遂げる

自動運転トラック輸送実現会議、1年で15社の企業が参加し進化を遂げる



東京都千代田区に拠点を置く株式会社T2が、今後の幹線輸送サービスを視野に入れた「自動運転トラック輸送実現会議」を正式に設立してから1年が経過しました。設立当初は10社でのスタートでしたが、現在では新たに5社が加わり、合計15社が参加する形となっています。

これまでの歩み


この会議は2024年10月から開始を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの今後の実現に向けたものです。参加企業は、それぞれの専門的な知識やノウハウをもとに、運行オペレーション上の問題点を見つけ出す作業を国土交通省や総務省と協力しながら進めてきました。毎月の会議で議論を重ね、今年に入ってからは具体的な実証にも着手しています。

具体的な実証内容


ここでの実証内容は主に二つのテーマに分かれています。
1. キャパシティオーバーへの対策:切替拠点の運用について、昼間の時間帯をフルに活用することで効率的な輸送を構築する試み。
2. 緊急時対応の体制づくり:遠隔での監視体制や緊急時の対応策の実証。

これらの実証結果は、今後の運行開始に向けた重要なデータとなります。

参画企業の増加


T2を含む参画企業は、物流業界の巨人である佐川急便やセイノーホールディングス、日本貨物鉄道、日本郵便といった企業のほか、三井住友海上火災保険や三菱地所など、多岐にわたります。最近新たに加わった企業には、大林組や鈴与、日本通運、三菱ふそうトラック・バス、名鉄NX運輸などがあります。このように、業界の多様な企業が集まったことで、それぞれの持つ専門知識が融合し、より画期的な解決策が生まれることが期待されています。

今後の展望


これからの計画としては、レベル4自動運転トラックが実際に幹線輸送を行う際の運行オペレーションの有効性を確認するため、さらなる実証を行う予定です。また、実証を通じて見つかる課題に対しては改善活動を進め、実践的なレベルでの運用が可能となるよう努めています。

T2は、自動運転トラックに関する開発を一歩ずつ進めており、実用化に向けての取り組みは今後も続くことでしょう。すでにセミナーや業界イベントでの情報交流が行われており、今後の展開に注目が集まります。自動運転技術が進化する中で、物流業界全体がどのように変化していくのか、その行方を見守りたいと思います。

会社概要


  • - 所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 1階
  • - 代表者:CEO 熊部 雅友
  • - 設立日:2022年8月30日
  • - 事業内容:自動運転システムの開発及び自動運転トラックによる幹線輸送サービスの提供

公式サイトやSNSを通じて、今後も最新情報が発信される予定です。


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